ユノさん・・・ ページ27
深夜の静かなホテルの廊下を、ユノさんの後ろを少し離れてついて行った。
ドアを開けたユノさんが中へと促してくれる。
「お邪魔しま〜す・・・」
呟きながら部屋に入ったけど、なんとなく落ち着かなくて立ち尽くしていたら
フワッとユノさんの両腕が肩の上から伸びて来て、後ろから包まれた。
「今夜も一緒にいられるね」
すぐ耳元から聞こえる甘い声。
「・・・はい/////」
私も、自分の前にあるユノさんの腕をそっと掴んだ。
お互い何も言わなくて、ただユノさんに包まれて、流れる時間。
なんだか、すごく幸せ・・・
「お疲れ様」
優しいユノさんの声。
「私は何も・・。ユノさんの方がお疲れ様でした。
こんな時間までつき合わせてしまってすみませんでした」
「マネージャー見習い、頑張ってたじゃない」
「あれは、ただの真似事で、ちゃんとスタッフに見える様にと・・・」
ユノさんが「チュッ」って音をさせて頬にキスをして・・・
「ありがとう・・・」
とろけそうに優しい声でそう言ってくれた。
何も特別な事はしていないのに
ただユノさんに迷惑がかからない様にって、それだけの事なのに
ユノさんの指が頬に触れ、そっと私の顔をユノさんへと向けさせて、
またチュッと、今度は口びるにキスをした。
ひと息、呼吸を整えるかの様に間をおいて、再び触れる口びる。
それを受け入れるように目を閉じた私の口びるを啄みながら、
ゆっくりと体ごとユノさんの方へと向けられた。
私もユノさんのウエスト辺りに軽く手を回した。
ゆっくりと離れると、私をみつめて微笑む優しい瞳。
微笑んだユノさんに抱きしめられ、私も手を背中まで回してその胸に頬を寄せた。
Tシャツの上から感じる弾力感とぬくもり。
・・・幸せ。
「ユノさん」
「ん？」
胸に当てた耳から響くユノさんの声。
「私、本当に、帰って来てからさっちゃんの事があって着替えてもないし
シャワーもしてないんです・・・シャワー・・していいですか？」
「うん、行っておいで」
少し体を離して私をみつめたユノさんはまた軽くチュッとキスをして、私を離した。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
