男たちの行動 ページ22
一方、ユノは・・・
ホテルの地下駐車場でAを降ろした後、その後ろ姿が見えなくなるまで見送った。
そして、
「ヒョン、僕の部屋、取って」
「え？」
「Aちゃんにせっかく会えたのに、なかなか会えないのにこのまま帰れない！」
「・・・・・」
「同じ所にいれば少しでも会えるかもしれないし、明日朝早くでも会えるかもしれないし
ここにいたいっ、っていうか帰りたくない！」
真剣な表情のユノ。
「・・・わかったよ、部屋空いてるか聞いてるくるから、ここで待ってろ」
空いたスペースに車を停めると、マネージャーはエレベーターへと向かった。
・
・
・
━コンビニに行くという口実で外へ出たA。
(あー、ずっとマナーモードのままだった)
スマホに届いたヨンハからのメッセージ。
実は、紗月から電話があった後すぐ、紗月が自分の所に来ている事、
今夜は一緒に泊まるから心配ないとの旨のメールを送ってあった。
それに対する返事が来ていた。
《最終の新幹線でそっちへ向かう》
「え！？」
また新たな事態発生に思わず声が出た。
(最終ので着くと・・・１２時越えるよね？)
戸惑っていると更に新たなメッセージ到着。
今度はユノからの物だった。
《マネージャーに部屋を取って貰ったから、僕も同じホテルに泊まるよ。
来れる時が出来たらいつでも連絡してね》
「えっ！？」
あまりに素早い行動をする男2人に驚くしかなかった。
《本当に同じホテルにいるんですか？》
ユノに返信してみる。
《いるよ〜〇〇〇号室》
すぐに来た返事。
《今、コンビニいいるのですが、何か欲しい物ありますか？》
《アイス》
《何味ですか？》
《チョコ》
《わかりました。お届けしますね》
なんだか、おかしな事になって来ているような？
紗月用の飲み物や軽い食べ物などと、ユノ用のアイスを買いホテルへ戻るA。
とりあえずは自分の部屋へ。
「さっちゃ〜ん、お待たせ〜」
「んー・・・おかえり」
ベッドに転がったまま応えた紗月。
「眠たい？ 寝る？」
「んー、シャワーしていい？」
「うん、どうぞ。さっちゃんシャワーしてる間、ちょっと出て来ていい？」
「どこ行くの？」
「えっと・・ユノさんの、部屋に」
「どうぞどうぞ、ごゆっくりどうぞ。戻って来なくてもいいよ？」
楽しそうに紗月が言う。
「戻って来ます！////」
そうしてAはユノのいる部屋へアイスを届けに向かった。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
