ルール ページ3
それからもユノは連絡をくれた。
ある夜、Aが寝ているとスマホが鳴った。
時計の針は１２時を越えている。
「・・・もしもし」
少し寝ぼけながらのA。
「Aちゃん？ ごめんね、寝てた？」
「ん・・、大丈夫、です・・・はぅ・・・」
つい欠伸が出てしまった。
「あはははー、寝ぼけてる？」
「すみません」
「かわいいから大丈夫っ」
「///// ユノさんはまた・・」
耳元から聞こえるユノの笑い声が妙に懐かしく感じる。
「お仕事、終わりました？」
「うん、家に着いたところ」
「お疲れさまでした。・・・ところでユノさん、ルールを、作りませんか？」
「ルール？」
「はい。ユノさんは忙しいから、連絡したいと思っても、いつしたらいいのかわからなくて」
「連絡したいって思ってくれるんだっ！」
なぜかそこで嬉しそうなユノ。
「そっ、れは、当然・・・そうです////
だけどユノさんに迷惑にかけたくないし、私も仕事の時は困るし・・・だから、
夜、何時から何時の間とか・・・」
「えーっ、夜だけっ！？ 」
「朝は忙しいし、ユノさんはまだ寝てる時間じゃないですか？
昼間は仕事があるし、そう考えると夜しか残りません」
「えー・・・僕が淋しい。じゃあ、オフの日とかは！？ オフの日もダメ？」
「あ、えっと・・・、それじゃあ、先にメールしましょう。
今、電話しても大丈夫かメールしてからかける、ではどうですか？」
「うーん・・・」
「わかりました。私からは先にメールしてユノさんの都合を聞きます。
ユノさんは・・・出来るだけ、夜にお願いしますって事で・・・ダメですか？」
『・・・わかったよ』
どこか不満げに聞こえるユノの声。
「私、大切にしたいんです、ユノさんとの関係。だから、慎重に行動したいんです。
ずっと・・、続いていきたいから・・・ユノさんと」
「！・・・Aちゃん」
「わかって、貰えますか？」
「アラッソ！ オッケーイ！ わかったよ、Aちゃーーん♪」
途端に元気な声になったユノに、Aも笑った。
「ふふ・・、良かった」
「Aちゃん、会いたいなぁ」
「私もです、ユノさん」
「！！・・・Aちゃ〜ん」
ユノは、今日した仕事の話や、出来事などを話し、Aは主に聞き役になりながら
２人は会話を楽しんだ。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
