天然カップル？ 〜チャン ミン ページ15
「おはようございます」
先に会場控室に着いた僕。
ヒョンがいない宿舎は静かで気が楽だ。
明後日までは戻ってこないだろうから、思いっきり羽を伸ばそう。
しばらくして到着したヒョンがマネージャーと控室に入って来た。
「おはようございます」
「おはよう、チャン ミン」
(？)
てっきりテンションMAXで来ると思ったヒョンが、思ったよりもおとなしい。
また、何かあったな？
ん？ ヒョンの後ろから誰か来た。
・・・あれ？
「おはようございます」
メガネをかけて帽子を被り、少し恥ずかしそうに言ったあの子は・・・
「あ、チャン ミン、彼女はマネージャー見習いの・・・」
「Aです、よろしくお願いします」
手にしたスマホを落しかけたよ。
「え？あぁ、久しぶりです」
「はい、お久しぶりです、チャン ミンさん」
深々とお辞儀をしたのは正しくヒョンの・・・
「ちょっと軽く、これからする事を説明してくるわ」
そう言ってマネージャーは彼女を連れて控室を出て行った。
即！ 僕はヒョンを見た。
『大丈夫なんですか？ ヒョン』
『大丈夫でしょ、マネヒョンの親戚って建て前の、実は彼女って設定だから』
『その設定は誰が考えたんですか？』
『マネヒョン』
あぁ、彼女設定が不満なんですかね？
『ところでヒョン、昨夜は満喫したんじゃないですか？』
『ん？ まぁ、ね』
チャン ミンの大きな目が鋭く光った。
何かおかしい、確実に何かあったはず。
『今度は何があったんですか？』
・
・
・
聞いてみれば、相変わらずのヒョンの突拍子もないサプライズから、
良い雰囲気の途中でシャワーを促されたとか、
あげくにヒョンの長風呂の間に彼女が寝落ちてたとか・・・
結局そのまま彼女のベッドに潜り込んで一緒に寝ただけとか・・・
まったく話題に欠かないカップルだな┐(´Д｀)┌
それでショボくれてたのか？
『彼女って・・・』
言いかけた僕の言葉にかぶせて
『Aちゃんって、天然かな？』
そう言ってニコニコになったヒョン。
ヒョンがそれ言うか？
僕の魂が抜けそうだよ。
『そうですかね？ どっちかって言えば』
『小悪魔？ ははっ////』
恥ずかしそうに両手で口を隠し、目をキラキラさせるユノヒョン。
『あ、いけない』
ヒョンは急に真面目な顔をした。
あぁ、平静を装ってるからでしたか。
演技力が試されますよ？ ヒョン。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
