morning ページ14
「ん・・・」
目を覚ましたA、目を開けてもなぜか目の前が薄暗い。
「？」
不思議に思って動こうとすると、体が重くて動かない。
(なに！？)
もしや、怪奇現象！？
(やっ！)
怖くなって再び目を瞑ると、何かが動いてギュッと押し付けられた。
「！」
よくよく気づけば、そこはユノの腕の中。
ギュッと抱き枕よろしく抱きしめられている。
足まで巻き込んでホールド状態。
(どうしよう・・・)
モゾモゾと脱出を試みるも、どうやら無駄な抵抗の様。
そして、その時思い出した。
・・・昨夜の事。
・
・
・
━『遅くなっちゃた・・・』
上機嫌で歌ってたので入浴タイムが長くなっていたユノ。
Tシャツと短パンに着替えてバスルームを出ると、部屋の明かりが落とされ
ルームランプだけの中、TVからニュースが流れていた。
(電気、消えてる////)
Aの姿はない。
(ベッドで待ってる？)
まずは、リモコンを手に取ってテレビを消す。
振り返ると、Aのいるベッドから明かりが漏れている。
「Aちゃ〜ん」
小声で言ってみる。
どうやらスマホを見ている様だ、画面に映っているのはユノ。
嬉しさ倍増で声をかける。
「Aちゃん」
反応なし。
「Aちゃん？」
薄い掛布をそっとめくってみると・・・
「！」
・
・
・
━(寝落ちしてた！)
Aは自分の失態に気づいた。
(どうしよう)
・・・と、更にギュッと引き寄せられ密着。
「Aちゃん」
「！」
「起きた？」
頭の上から聞こえるユノの声。
「・・・あ、は・・い」
「Aちゃん」
「・・・はい」
「Aちゃん」
「ごめんなさいっ」
ユノは少し体を離した。
「僕が、ごめん」
「！？」
Aがユノを見上げる。
「急ぎ過ぎた、ごめん」
「え？ 違う、私が悪いんです」
「いや、僕が悪かったんだ」
「いえ、私が・・・」
「ははっ」「ふふっ」
どちらともなく笑う２人。
両腕を開いたユノの胸にAが身を寄せると、そっと包み込む。
「やっと会えたね」
「はい」
「今日はずっと一緒にいられるよ」
「本当に行っても大丈夫なんですか？」
Aが顔を上げユノを見た。
「マネージャーにもＯＫ貰ったから」
そう言ってユノはAの額にチュッとキスをした。
見つめ合う２人。
・・・「あ！」
突然Aが起き上がった。
「え？ 何！？」
驚くユノ。
「何着よう？ 地味な恰好で行かないと・・・」
「・・・・・」
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
