一番大切なもの。必要なもの。【ハンターハンター】【シャルナーク】

１２ ページ14

「どこに、蜘蛛の刺青を入れたいかしら？」


…そう言われても、蜘蛛の刺青って、どんなやつ？




ガチャ…


「パク。団長が、実際に蜘蛛の刺青を見せてやれ。だってさ」


パクに団長からの伝言を伝えに、シャルが部屋に入ってきた。
今から、蜘蛛の刺青を入れるために服を脱ぐんですけど…


男の人は、出てってよー…


「そう…じゃあ、シャル。見せてあげて」


「俺！？」


「ええ」


「はぁ…団長命令だし、仕方ないかー」


やれやれ。と言いながら、服を脱ぎ始めるシャル。



シャルが後ろを向くと、背中には大きな蜘蛛の刺青があった。
蜘蛛の足の数は、旅団員の人数分…らしい。


「こういうのだよ」


結構…デカイなー。
刺青を入れるのに、時間がかかりそう…


「背中に刺青を入れてる人と、お腹に入れてる人が多いわ」


「パクは、どこにあるの？」


「私は、お腹よ」


…お腹かー。
どうしようかな。


どうせなら、みんなと違うところがいいな。



「足…太もものところがいい！」



みんな、あんまり見られないところに刺青があるし…隠した方がいいのかな…



「わかったわ。シャル。出て行ってくれる？」


「はーい」






シャルが部屋から出て行ってすぐ、パクに刺青を入れてもらった。



私も…蜘蛛の一人…

１３→←１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す