JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

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…


ちゃっかり俺だけシャワー浴びてきて、高木のスウエット借りて。
ラグだけじゃあ体が痛いから布団一式出してきて、高木をゴロンって転がして、一緒にくるまった。


こんだけ動かしてんのに全然起きないってどーなのよ？思ったけど…俺だけの高木がここにいるってほうが嬉しくて、抱きついた。


抱きついたのはいいんだけどさ。
なんかさ。
下の方がさ。
当たるんだよね。

え？やっぱ起きてんのか？
って顔を見れば、口開けてガーガー寝てる。

なんだよなんだよ。
俺だって…俺だって！
お前がかまってくんねぇから！

どうしよ、って思ったんだけどさ。
彼氏のソレが熱もってたらさ。
俺のおれも反応しちゃうわけでさ。



ついつい手がさ。
まさぐっちゃったんだよ。

「は、ぅぅんっ！たか、きっ！！」

昂ってきて、つい声が大きくなってたのがいけなかったのかな？


「なにしんてんの？」

ぇ？？


「なぁに、エ ろい声出しちゃって」

そんなに寂しかった？って言いながら口を塞がれて、後ろへと伸びる高木の手。


「え？ぁ？」
寝てたんじゃないの？

「いいもん見せてもらったから、ご褒美ね」

え？なに？？



「やぁっ、ぁ、ぁ、あーーっ！」
「すっげ締まるっ！」
「や、ぁ、も、イ、くぅ」
「ゥっ、俺もっ」




す、すごかった。
久しぶりなせいもあるけど。
ムリ…起き上がれない…


「待ってて」

キッチンから水を持って戻った高木は、ソファを背に胡座をかいて"ここおいで"って膝の上にひっぱってくれた。

「はい」

蓋を開けたペットボトルを渡されてゴクゴクと飲んでいると、

「満足してくれた？」

ブーーっ！！

「きったないなぁー(笑)」

な、な、なんだとー！！

「ごめんね、ついつい、激しくしちゃって」


本当はいつでも何処ででも、え っちしたい気持ちでいっぱいなんだけど、伊野尾くんに負担かけちゃうからさぁ。ここんとこ我慢してたんだよね。
でも、今日はいっかなぁーって思ってさ(笑)


はぁっーー？？


「そんなの！我慢しないでよ！お、俺だって」
「ん？俺だってひとりエッ チしたくなるから？(笑)」
「///バカっ！！」
「あはは、ごめんごめん」

んもっ！
そんなのさせないようにもっとかまえ！！
俺はかまってくんなきゃヤダ！！！

ハイハイ、仰せのままに。


ほんとにコイツはわかってんのか？と思ったけど、抱きしめてくれる熱は本物だから。

思い切り肩に噛み付いてやった。
高木の絶叫が響いたけど、そんなの知らない(笑)


終

誰にも渡さない。 1 ymtk→←2

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