JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

帝王様には逆らえない。 ページ4

…

ゆうりを説教中、ピロンとなる俺様のスマホ。



っんだ、こりゃ

誰と誰が入籍だぁ？？

ナメてんのか？コイツは。

テメェは山田がいいんだろが！

ふざけたことほざいてんじゃねぇぞ！





見て見て！こんなのあったよ！
と、伊野尾からのLINE。

なんだ？パパに何を教えてくれんだ？
と、ウキウキしながら
添付の画像を見たら


なんっじゃこれはーーーーっ！！

クソガキが俺を煽るようなことをドル誌で語ってやがる。

何が入籍だ！
何が可愛い人だ！

貴様に光のなにがわかるってんだ！
くっそっ！
絞めるっ！！！







「ど？」

「んー…いちお怒ってる」

「いちおうってなに？(笑)」

「まぁ、これでしばらくは俺らへの監視の目は緩む！！！さぁ、雄也！どこいく？？」

「どこ行こうか？
伊野尾くんはどこ行きたい？」

「えーっとねぇ〜」



「ねぇ、いいのかなぁ？あれ？」

「余計なことは何も言わない方が身のためだな」

「ふ〜、やっと終わった〜」

「ちぃが悪いんだろっ！」


「おーいっ！みんなどうしたの？っなにすんだ！！やぶっ！」

「おまえは俺の嫁だろ！」

「なに？いきなっ、んんっ！」





「あーららぁまたおっぱじめてるーー写真写真！！」

「ほっとけよ、ほらほら帰ろ」

「僕お腹すいた」

「まったくぅ。餃子でいい？」

「「俺も行く！」」




やぶひか以外が帰っていくなか、楽屋ではあられもない姿にされた八乙女の上に馬乗りの薮の姿があった。









その後、八乙女のスマホから後輩の名前が削除されたのを、拒否設定されたのも、持ち主は知らない。

後輩たちからの連絡は薮の携帯に入るようにされ、八乙女へ直接連絡を取ることは不可になった。


あの二人のなかに割り込もうとするものは、誰であろうと許されない。

それは例えメンバーであっても。


もしも、それでも、チャレンジャーがいるなら…

恐ろしくて言葉に出来ない。


入籍発言したあの後輩も最近は大人しくしているようだ。
この世界にいたいなら、それが懸命だ。

しかし、何をされたのか、考えるだけでも恐ろしい。


やぶひかはやぶひかでなくてはならない。
グループのためにも。


俺と高木のためにも！！！


ほんとにさっ！いちいちうるさいんだもん！

これで少しは光のことだけに気をつかうだろうから、自由になれる！！

やっと高木と遊べるのに、薮が邪魔すぎんだよ！！

お前はママだけを見てろ！！！


「たっかきぃ〜！ちゅーしてーー」




終

もしも……そうなったら。 yt→←3

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