JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

仲良きことは良い事で… 1 ybhk ページ1

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【なぁにぃ？？また喧嘩してんの？

グループのブログを読んでたら
ひかるは薮が出てきた夢の話をしてんのに、
その薮は俺の出ている番組を見てるってタグ付けて更新してるしぃ。

俺を挟んで揉めるのやめてほしいんだけどぉ…】






伊野ちゃんからメール来てブチブチ言われた。

伊野ちゃん、それは違う。
別に薮と喧嘩なんかしてません。

それなりに仲良いです。

だけどね、あーやって俺の方に気を向かせないと、また暴走しだすじゃん。


料理男子になりつつあるやぶいの親子。

笑っちゃうほど、同じようなことしてる。

ごま油入れりゃあ、たいてい美味くなるとか……
乾燥パセリでオシャレ感だすとか……
やたらとパスタ作るとか……


やれやれだぜ。
そろそろその過保護をやめりゃーいいのに。



あ、そういやあのドラマ再放送してたな。
すごい親子で依存しあっちゃってるドラマ。
毎朝、何を着たらいいかお母さんに聞いて、お母さんが決めた服を着て、何するにもお母さんの言うことがいちばんで。
お母さんのほうも娘中心で世界が回ってて。


ドラマで見るぶんには面白いけど、身近でやられるとなぁ。



まぁ、あそこまでじゃあないけど…
薮の伊野ちゃん心配センサーはほんとに凄くて。


伊野ちゃんには高木ってゆう彼氏がいるんだから、そろそろ、いい加減、子離れしていいのに。


で、そろそろ俺だけを見てくれていいのになぁ。



……あれれ？俺ってば珍しくヤキモチ焼いてんのかな？(笑)

しばらく会えてなかったからかなぁ。
いつでも会えるのが当たり前で、お互いに自由にしてて、束縛しない関係がいい感じだったけど。

やっぱり、こんなときだから少しだけ心細くにもなってんのかなぁ(笑)


まぁ、もうすぐ仕事でも会えるし、いっかな。

なんて俺は思ってたんだけどねー。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「こいつ。可愛いだろ？」

「お、おぉ……」



２ヶ月くらい前から飼いだしたワンコ。
やっと外にも連れ出せるようになったから現場に連れてったら、薮以外のメンバーみんなが「かっわいーー！！！」って大騒ぎ(笑)


薮に抱っこさせたら、ぺろぺろと顔を舐めだして妙に懐いてる。
なんだ？これ？(笑)



「ふぅーん、やっぱりパパのことはすぐわかんだね」

「へ？」




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