トンビと青い空 1 ページ26
…
朝ごはんを食べ終わって、ソファでのんびりお茶をすすってる伊野尾くんは、ボーッとまどの外を見ていた。
んー。このまんま帰すのも心配だなぁ。
あ、そうだ。
「伊野尾くん、このあとも暇でしょ？」
「んなっ！失礼なっ！俺だって予定くらいある！」
「ふーん。なんの？」
「うっ！」
真っ赤になって黙っちゃって…
かわいいなぁ。
まぁ、とにかくつきあってよ。
訝る伊野尾くんに俺の服を着てもらって
メットを手渡して、愛車に跨ってもらった。
「え？え？え？？？」
「ほら、ちゃんと捕まっててね」
「え？え？んぎゃーーーーっ！！！！」
必死に俺にしがみついて後ろでギャーギャー喚いてる伊野尾くん。
かわいーー！
いつもよりゆっくり走って、俺のお気に入りの場所へ連れてった。
「着いたよー」
「ふええ？」
なんか、グッタリしてるけど(笑)
大丈夫かな(笑)
「う、み？」
「そー、俺のお気に入りの場所ー♪」
「うわ、きれい……」
「でしょー？ここね、小さい頃から大好きでね。オヤジによく連れてきてもらってたんだぁ」
「へ〜。いいね…」
いつも停めてる駐車場から海を眺めて自販機で買ったココアを渡した。
「ありがと。…ふ〜、あちっ！」
「あぁ、気をつけて(笑)」
「へへ、」
可愛いな。熱いココアにビックリして照れちゃうとことか。
やべぇな。
伊野尾くんのことを好きってのを自覚したら、彼が何するのも可愛く見えてきちゃってるよ。
恋ってすごーい(笑)
ずっとここで景色を眺めててもいいけど、さすがに寒いしな。
「ねぇ。もう少し走ってさ、江ノ島まで行かない？」
「江ノ島〜？あ！おれ！食べたいものがある！」
「何食べたいの？」
「しらす！！生しらす！！」
「生しらすかぁー。んー」
「えー？だめなの？」
「いやぁ、だめってわけじゃあ。…ちょっと待ってて」
と言いながらスマホをタップした。
「……うん、そう。二人分。ほんと？ありがと」
「ん？なに？どこに電話したの？」
「しらす、あるって。行こ！」
「へ？？」
またメットを被せて後ろに乗せて、海岸線を走り出した。
「ふおぉー、海っ！きれいだねー！！」
少し慣れてきたらしく、お腹にまわした手をギュッとして景色を見ながら話しかけてくれる。
「ちゃんとつかまっててねー！！」
「はーいっ」
なんか、いいな。こうゆうの。
まるで恋人みたいで。
．
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みるみるみるきー(プロフ) - しろくまさん» しろくまさん、ありがとうございますぅ！頑張りますです。これからまた1さん登場させますからー！ (2020年5月21日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 素敵な夜景とイケメン…どちらも大好物です、はい。じゅるり。これだけで茶碗5杯はいただけます。ひき続きお待ちしていますっ。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: 8dcb6e2f50 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - Linkさん» きゃーーー(≧∇≦)りんちゃーん！お久しぶりーふ！おほほ、あの人は誰かしらー？家政夫さんかしら？聖書の人かしら？獣医さんかもしれないwwwいやーん、戻ってきてー宇宙からー！！また読んでねー。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - うわぁーっ！たかいのの微笑ましいやり取りからのあの人…。あの人おおっー…！！あーーいのやま女装でにたにたしてたのにー笑笑 みるきーさんのたかいのはもちろん、ゆとやまに弾けて宇宙に飛んでっております。お久しぶりのコメント失礼しました。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: 82c087770e (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - やまたかさん» ありがとうございますっ！がんばりまーす！！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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