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…
「え?浮気じゃないの?」
「ちぇっ。ちがうのか…」
「あれだろ?ソクバッキーが凄すぎるってことだろ?」
有岡くんがなぜか残念がってて、呆れたように伊野尾くんがボソッと言って。
涼介くんが伊野尾くんをどついて、やっと相談事の話が始まった。
「えーっと、その彼はそんなに束縛が凄いの?」
「いやぁすげーぞ。あれは異常だわ」
「たしかにな。俺、毎回睨まれるし」
「そ、そんなこと…」
「「いんや!裕翔のヤキモチは異常だ!」」
ありゃ、そんな凄いのか?二人が声揃えて言うほどなんて(笑)
「それで、その彼の束縛が嫌になったっていう相談なのかな?」
「高木さん、ほんと優しい。バカにしないで聞いてくれる。このバカ2人と違う」
「「なんだとーー!!」」
「まぁまぁ」
喚く2人には静かにしてもらって、涼介くんの相談事をキチンと聞くことにした。
「あのですね…2人が言うことはあながち間違ってはいないんですけれど…」
と、言いにくそうにボソボソと話し出してくれた。
「なるほどね。カフェのバイトかぁ。
今、聞いた話だと…それ、ぜったい許さなそうだねぇ」
「そうなんです…」
「裕翔ってさ、黙ってりゃ正統派イケメンなのにねー。ほんと残念なヤツ」
「ほんとだよねー。背も高いしさ。英語もペラペラで、ドラムとかも出来ちゃうのに。残念だよねぇ」
「むっ!残念残念てうるさいよ!ホントの事だけど、兄ちゃんたちに言われるとムカつく!」
「そんな奴を好きな涼介も残念だな」
「ほんとになー。ひゃっひゃっひゃっ」
「うるさーーいっ!いいじゃんかっ!俺は好きなんだからっ!もう、黙っててよー!:
「もー、伊野尾くんも有岡くんもからかい過ぎだよ。涼介くんは困ってるんだよ?」
「ふ〜ん…意外と喜んでんじゃね?束縛をさっ!涼介Mっぽいからさぁ〜。ひゃっひゃっ!」
「んだねー、MだM〜。わはははっ」
3人がギャンギャン言い合ってると思ったら、バタンって音がして、伊野尾くんと有岡くんが潰れた。
いつの間にかだいぶ飲んでた2人。
うるさいからそのまんま転がしておいていいです!!
と、毛布を掛けながら涼介くんが言うから、酔っ払いの2人は絨毯の上に転がしておいた(笑)
「さて、じゃあ対策でも考えようか?」
やっとほんとに邪魔者がいなくなって、夜遅くまで話し合った。
その日、初お泊まりさせてもらっちゃったのは、嬉しい誤算。
…
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