検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:101,602 hit

2 ページ15




「え?浮気じゃないの?」

「ちぇっ。ちがうのか…」

「あれだろ?ソクバッキーが凄すぎるってことだろ?」

有岡くんがなぜか残念がってて、呆れたように伊野尾くんがボソッと言って。

涼介くんが伊野尾くんをどついて、やっと相談事の話が始まった。








「えーっと、その彼はそんなに束縛が凄いの?」

「いやぁすげーぞ。あれは異常だわ」

「たしかにな。俺、毎回睨まれるし」

「そ、そんなこと…」

「「いんや!裕翔のヤキモチは異常だ!」」


ありゃ、そんな凄いのか?二人が声揃えて言うほどなんて(笑)



「それで、その彼の束縛が嫌になったっていう相談なのかな?」

「高木さん、ほんと優しい。バカにしないで聞いてくれる。このバカ2人と違う」

「「なんだとーー!!」」

「まぁまぁ」


喚く2人には静かにしてもらって、涼介くんの相談事をキチンと聞くことにした。



「あのですね…2人が言うことはあながち間違ってはいないんですけれど…」

と、言いにくそうにボソボソと話し出してくれた。







「なるほどね。カフェのバイトかぁ。
今、聞いた話だと…それ、ぜったい許さなそうだねぇ」


「そうなんです…」


「裕翔ってさ、黙ってりゃ正統派イケメンなのにねー。ほんと残念なヤツ」

「ほんとだよねー。背も高いしさ。英語もペラペラで、ドラムとかも出来ちゃうのに。残念だよねぇ」


「むっ!残念残念てうるさいよ!ホントの事だけど、兄ちゃんたちに言われるとムカつく!」


「そんな奴を好きな涼介も残念だな」

「ほんとになー。ひゃっひゃっひゃっ」

「うるさーーいっ!いいじゃんかっ!俺は好きなんだからっ!もう、黙っててよー!:

「もー、伊野尾くんも有岡くんもからかい過ぎだよ。涼介くんは困ってるんだよ?」

「ふ〜ん…意外と喜んでんじゃね?束縛をさっ!涼介Mっぽいからさぁ〜。ひゃっひゃっ!」

「んだねー、MだM〜。わはははっ」

3人がギャンギャン言い合ってると思ったら、バタンって音がして、伊野尾くんと有岡くんが潰れた。



いつの間にかだいぶ飲んでた2人。

うるさいからそのまんま転がしておいていいです!!
と、毛布を掛けながら涼介くんが言うから、酔っ払いの2人は絨毯の上に転がしておいた(笑)







「さて、じゃあ対策でも考えようか?」

やっとほんとに邪魔者がいなくなって、夜遅くまで話し合った。


その日、初お泊まりさせてもらっちゃったのは、嬉しい誤算。



紅茶とワッフル 1→←金目と茶碗蒸し 1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (225 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
499人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるみるみるきー | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年12月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。