金目と茶碗蒸し 1 ページ14
…
そんなに日を空けずに伊野尾くんのお宅にお邪魔できるとは思ってなかったので、内心ウキウキしてたら…どうやら顔に出ていたようで。
「高木、気持ち悪いぞ」
「ひどっ、なんてこと言うの、有岡くん」
「いやーだって、ずっとニヤニヤしてるじゃん」
「えー、そんなことないはずぅ」
俺が相談を受けたはずなんだけど、しっかりちゃっかり有岡くんも一緒についてきた。
いちおう、その旨も伊野尾くんに先に伝えたら、どうぞー！って軽く返事がきたから
二人でアルコールとデザートを買い込んでお宅訪問した。
「いらっしゃーい」
どこぞのテレビ番組の司会者のように出迎えてくれた伊野尾くん。
「今日はねー奮発して金目の煮たやつ！
あとね、茶碗蒸しとねー、なんかトマトたくさんのサラダとぉ〜」
と、ウキウキな伊野尾くん。
「ちゃん、涼介の作る料理、なんでも好きなんだけど、さかな料理は特に好きなんだよ」
って、有岡くんが教えてくれた。
へー。好きなのは白米だけじゃあないんだ。
じゃあ、今度はあのお店に連れてってあげようかなぁ〜、なんて思いながらリビングに通されると、美味しそうな匂いが充満してて、有岡くんが叫んだよね。
「ウォーーっ！すげーうまそう！！なんだよ涼介、張り切ってんな！」
「大ちゃん、うるさい……」
「へへーん、怒られてやんのぉ〜」
「兄ちゃん、アンタもうるさいっ！二人ともご飯いらないの！？」
「「うぅーー、ごめんなさいーー」」
ふふ、なんか伊野尾くんて、涼介くんに弱いよなぁ。
かわいいの(笑)
「ごめんなさい、高木さん。家まで来てもらっちゃって」
「えー？全然大丈夫だよぉ。とりあえず、ご飯。食べさせてもらいたいー。俺もお腹ぺこぺこなんだぁ」
「あ、そうですね。どうぞー。兄ちゃんたちも仕方ないから食べていいよ」
「「わーい♪」」
テーブルにつくと、炊き込みご飯となめこの味噌汁が運ばれてきて、冷えたビールをグラスに注いでくれる涼介くん。
いやぁ、出来た嫁だ(笑)
わいわいと涼介くんお手製の美味しいご飯を食べて、デザートを差し掛かった頃…
大事な案件を思い出した有岡くんが、大きな声で聞き出した。
「で？なによ？相談事ってさ」
「あー、うん……」
「裕翔か…(笑)」
「ん…」
《裕翔》
んーと…、涼介くんの恋人さんだっけ？
え？どした？浮気でもされたの？
って思ったその日の俺は、まだその恋人さんの性格を知らなすぎた。
…
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みるみるみるきー(プロフ) - しろくまさん» しろくまさん、ありがとうございますぅ！頑張りますです。これからまた1さん登場させますからー！ (2020年5月21日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 素敵な夜景とイケメン…どちらも大好物です、はい。じゅるり。これだけで茶碗5杯はいただけます。ひき続きお待ちしていますっ。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: 8dcb6e2f50 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - Linkさん» きゃーーー(≧∇≦)りんちゃーん！お久しぶりーふ！おほほ、あの人は誰かしらー？家政夫さんかしら？聖書の人かしら？獣医さんかもしれないwwwいやーん、戻ってきてー宇宙からー！！また読んでねー。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - うわぁーっ！たかいのの微笑ましいやり取りからのあの人…。あの人おおっー…！！あーーいのやま女装でにたにたしてたのにー笑笑 みるきーさんのたかいのはもちろん、ゆとやまに弾けて宇宙に飛んでっております。お久しぶりのコメント失礼しました。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: 82c087770e (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - やまたかさん» ありがとうございますっ！がんばりまーす！！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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