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「こんなとこで会えるなんて思ってなかった」
亮「…」
「旅行か…なんか？」
目、見られへんくて
俯いたまんまの俺を覗き込むその顔
「亮ちゃん…」
亮「…っ」
その顔見たら、言葉が詰まって出てこうへん
倉「あの…」
そんな俺に気づいてか
わんこがそっと間に入ってきた
「あ、すみませんっ引き止めちゃって…」
倉「いえ…俺は別に」
掴まれたまんま離されへん腕と
上から突き刺さるような視線
どっちも痛くて、苦しい…
亮「……俺、もう行くから」
「っ…、うん、ごめん…」
倉「…」
亮「行こ、大倉」
倉「う、うん…」
「…」
掴まれてる腕そっと外して
別荘へと歩いた
背中に感じる視線
隣から感じる視線
どっちも声出さへんけど、どっちも声より胸にささる
倉「知り合い…やったんですね…」
亮「ただの昔の飲み仲間や」
倉「そう、ですか…」
亮「…」
会話してへんはずやのに
それだけちゃうやろ？ってわんこの心の声が痛い程伝わってくる
それ以上の会話はせんまま別荘戻って
2人無言でビール傾けた
テレビから流れてくるアナウンサーの声と
窓の外の波の音が
無言の2人の気まずい空気を少しずつ和ましてくれた
倉「安田先輩たち、今頃なにしてるんでしょうね」
亮「さぁ？ダイビングちゃう？昨日予約しとったし」
倉「亮ちゃんもします？」
亮「ここで？」
倉「インストラクター呼べますよ」
亮「ええよそんなん、面倒くさいw」
倉「じゃぁ…サーフィン？」
亮「出来る思てんの？」
倉「マッサージさせていただきます…」
亮「ふっw…おんw」
窓辺に移動させたソファに寝転がると
わんこがそっと腰に両手のせた
外からの海風がレースカーテン揺らして
風も、身体も、気持ちええ
倉「風…気持ちええね」
亮「おん…」
倉「ここ、痛くない？」
亮「へぇき…」
倉「亮ちゃん…」
亮「んぅ…？」
倉「大好き」
亮「くふっwおん…w」
そっと瞼閉じて、海風とマッサージの心地良さに浸った
こういうんを、なんちゃらの前の静けさ…言うんやろな
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いー - お疲れ様でした (2019年9月14日 23時) (
レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - イエローさん» ありがとうございますっ//イエローさんに、そんなお言葉を頂けるとは//是非また遊びに来てください!りょんも伺います♪ (2019年5月17日 21時) (レス) id: e9eca7cf64 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - 華南さん» ありがとうございます//次回作はまだ未定ですが、また毎日楽しんでもらえるような作品に出来るよう頑張りますっ♪ (2019年5月17日 21時) (レス) id: e9eca7cf64 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - kukuさん» ほんとはもっと最後ガッツリの予定でしたが…泣く泣くカットでwこの不完全燃焼は次回作で爆発してしまうかも…w (2019年5月17日 21時) (レス) id: e9eca7cf64 (このIDを非表示/違反報告)
イエロー(プロフ) - 毎日の癒やしでした(^ ^)りょんさんの書くお話が大好きなので、また会いにきます。ありがとうございました (2019年5月17日 8時) (レス) id: a66ab18587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょん
| 作成日時：2019年3月25日 6時
