Ｏ型犬の上手な手懐け方マニュアル２

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亮「は？」

課長「せやから…そのぉ…(汗)
何か手違いがあったんかな…？あのぉ…(汗)
部屋がな…？(汗)
錦 戸君とな？(汗)大倉君のな？(汗)
部屋が取れてなくてやな…(汗)」

亮「(怒)」

課長「Σ いや、ほんまに…あの(汗)
自分の部屋で良かったらやな、その(汗)
錦 戸君が泊まってくれても…(汗)」

亮「課長は別に部屋を取る言うことですか？」

課長「それがやな…部屋が他に空いてへんらしくて…(汗)
別のホテルになってまうかなぁ…(汗)」

亮「…」

課長「いや、全然かまへんから(汗)
うん、上司として当たり前の…」

亮「いえ、自分が探しますから
課長はそのままここに泊まってください」

課長「(汗)」


上司に部屋探させて、自分が寛ぐとか無理やろ


亮「はぁ…」

課長「Σ っ」

亮「じゃぁ、また明日連絡します」

課長「に、錦 戸君…(汗)」

亮「お疲れ様でした」

課長「お、お疲れさん…(汗)
ほんまにすまんな(汗)」

亮「課長が悪い訳ちゃうやないですか」

課長「…(汗)」



課長が悪いんと違う

恐らく悪いんは…



倉「泊まるとこなくなっちゃいましたね…

でも、安心してくださいっ
俺、実は丁度ええとこ知ってるんです♪」

亮「…」


…コイツや


倉「こっから近いですから、行きましょう♪」

亮「…」


間違いなくコイツや(怒)



俺のバッグ持つとさっさとホテル出てくわんこ



亮「キャンセルしたんか？」

倉「何をですか？」


のんびり俺の隣を歩くわんこの足どりは軽い


亮「ホテルやっ」

倉「あ〜」


あ〜…ちゃうわっ


倉「はじめから取ってません」

亮「は？」

倉「はじめから、俺と錦 戸さんの分の部屋は取ってません」

亮「お前なぁ…(怒)」


目的なんやねんっ(怒)


倉「着きましたっ♪」

亮「あん？(怒)」



ホテルから暫く歩いた先で足を止めたわんこ

その視線の先には…







亮「……は？(汗)」

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