りょんの世界２〜不定期更新〜

丸 ページ29

亮ちゃんからのメッセージ見たんと
店飛び出したんはほぼ同時

まだ亮ちゃんは近くに居るって直感で感じただけやったから必死やった
僕の人生で最速やった思う
ボ○トも真っ青なタイムやったわ、きっと


スタジオの屋上に居った時の亮ちゃんの横顔が
何でか頭から離れんくて…
今もおんなし顔してるんちゃうかなって
心配んなった

亮ちゃんには、笑っといて欲しいから…




抱きしめたい…




影のある笑顔を見せた亮ちゃんを今すぐ抱きしめたい…
そう思たけど、手を握るだけで我慢した

嫌がる事したなかったし
僕が出しゃばるとこちゃうと思たから
それに

僕が亮ちゃんを好きなんが伝えられた
それだけで満足やったから…

亮ちゃんが笑うてくれたから…




丸「亮ちゃん」

「ん？」

丸「もう帰る？」

「帰る」

丸「そんなあっさりw」

「別に用ないし」


会える？って聞いてきたん亮ちゃんやのにw

まぁ僕も、亮ちゃんのメッセージ見て走って来ただけやから用はないけどさ…w


せやけど、折角やし
もうちょっと一緒に居りたいやん？


丸「散歩でもしませんか？」

「せぇへん」


潔いくらいバッサリやなw


「バイトの人ら可哀相やん、早よ帰れ」


あぁ…
こういうトコが亮ちゃんの優しさよな//

言い方に多少問題あるけどw


丸「うん、じゃぁ帰ろかな」

「おん」

丸「なぁ亮ちゃん」

「なん」

丸「今日の夜って暇？」

「何で？」

丸「夕飯一緒に食べに行かへんかなって」

「行かへんな」

丸「何でぇ？w」

「うち、うるさいの一人居るから」

丸「えっとー…お兄さんやっけ？」

「そう、俺昨日と一昨日も大学の仲間と外食やってん
さすがに３日連チャンはあん人拗ねるから」


怒るんやなくて拗ねるんや？w


丸「じゃぁ、あかんか」





ﾎﾞｿｯ
「まあ……明日やったら………ええけど」

亮→←☆

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