☆ ページ39
それから数週間後の体育祭当日
そこには亮は居らんくて
かわりに見学希望と書かれた保護者からの紙が届けられた
グラウンドから見上げれば図書室の窓からこちらを眺めとる亮の姿
向こうも俺を見つけたんか
ニッコリ笑うて
「頑張れ」って口パクパクさして
俺が朝渡してやった競技で使うポンポンをシャンシャン胸の前で振っとる
村「世界一ポンポン似合う男やな」
大真面目にこんなん思うあたりいよいよやな…俺
ーーーーーーーー
村「亮…？」
体育祭の片付けも終わった夕方
図書室覗きに来たものの、窓際に亮の姿はない
村「もう帰ったか？」
周り見渡して、最後に亮がいつも座っとるいっちゃん奥のソファを覗いた
村「………ふっw」
寝とるしw
ソファに仰向けに寝転がって
胸の上にはポンポン
村「めっちゃ気に入っとるやんw」
ソファの前に座ってスヤスヤ眠っとるヤツの頬を撫でた
村「こうやって見るとまつ毛長いんがようわかるな…」
吸い付くような肌…
村「亮…もう体育祭終わったで？」
呼び掛けても起きひんヤツの唇を親指で撫でる
村「可愛ええな…」
はぁ、こん感じ…
完全に……あかんやつや
ゆっくり顔近づけて
最後にもういっぺんだけ呼んでみる
村「亮…」
返ってこうへん呼び掛けと
開かん瞼
村「………好きや」
自覚するまでにはそう時間はかからんかった
亮が笑う度に胸がいっぱいになるんとか
可愛ええって平気で口にしてしまいそうなんのとか
触れたい思うんとか
思い当たる節が多すぎなくらいやった
村「好きや…亮」
眠っとる唇に静かに自分の唇重ねると
柔らかな感触と亮の甘い匂い
触れるだけのキスなんか
ファーストキス以来や
押し付けてた唇ゆっくり離していくと
しっかり閉じてたはずの瞼が微かに動く
「先…せ…？」
声と共に長いまつ毛がゆっくりと持ち上がってくと、うるうるとした漆黒の瞳と目が合う
村「亮…」
そん瞳に吸い込まれるように
今度は深く唇重ねた
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りょん(プロフ) - 蒼乃碧さん» ありがとうございますっ！読んでいただけるだけで光栄なのに、嬉しいお言葉まで…感謝感謝です// (2019年8月12日 6時) (
レス) id: 43430e1914 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - あーん（ ｉ _ ｉ ）リョンさんが、なんで逃げ回らないとあかんのか。青担だけど、妖艶な亮ちゃんに魅せられてしまって、また読ませて頂いてます（ ｉ _ ｉ ） (2019年8月10日 8時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - オレオさん» こちらこそ、コメありがとうございますっ、ヒいてないですよw大丈夫ですw (2019年7月13日 6時) (レス) id: 43430e1914 (このIDを非表示/違反報告)
オレオ - 返信(´▽｀)ｱﾘｶﾞﾄ! 引いてないですか？ちなみに自分は、中一女子です！ ほんまに失礼しました<m(__)m> (2019年7月13日 2時) (レス) id: 07f4dde607 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - オレオさん» りょんさんの作品たちで元気なってもらえるなんて嬉しい限りですっ//えっと、そうですね、りょんさんは今のところ辛うじて女ですかねw年齢は、、、秘密ですw (2019年6月20日 20時) (レス) id: e9eca7cf64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょん
| 作成日時：2018年8月16日 15時
