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348ぱっくり ページ48


ベッドのまま処置室に連れて行って今度は膝の処置を行う。

傷口が大きくてやっぱりガーゼだけじゃ止まってない。

櫻「痛み止めするから少し痛いよ」

涼「なに?!触んないで!」

櫻「じっとして?動くと危ないから。じっとできないならベッドに縛らないといけなくなるよ」

涼「やだっ!離して!」

泣きわめいてもう俺の声は届いてなさそう。

看護師に何人にもここについていてもらうわけにはいかないからベッド柵に両手足と腰をベルトで固定した。処置を介助してもらう1人を残して他は自分の業務に戻ってもらった。

看「少し落ちつこうね。苦しくなっちゃうからね。ゆっくり息しようか。」

涼「離して!これとって」


櫻「消毒するからしみるよ」

涼「ぎゃー!!!」

痛いのはわかるよ。

こんなに大きい傷だし。でもここから感染起こしても困るし念入りに消毒を。

縫う時に痛くないように局所麻酔の注射をする。

櫻「じゃあ、さっき言った痛み止めの入れるからね。また痛いよ」

涼「やめてっごめんなさい!痛くしないで!ぁああああ!」

櫻「痛いね、ごめんねもう少しだからね。」

麻酔が効くのをまって縫合を始める。


5針縫った。ガーゼを当てて包帯を巻いて終了。

櫻「おしまいだよ。頑張りました。」

涼「ひっく…うぇぇ。んんっ」

涙でぐずぐずの顔を拭いてあげる。


櫻「次トイレに行きたい時は呼ぶんだよいい?

 今回は涼介くんが呼ばないからこんなに痛い思いをしたんだからね。わかった?」

涼「んん…っひっく。いたい…」

櫻「しばらく痛むのは仕方ないよ。結構大きく切れてたからね。それからあざも増えるかもしれないね…」


腕もぶつけたみたいで何か所か青紫になっている。

抗凝固剤の影響で少しぶつけただけで内出血になってしまう。

あざだらけでお兄さんが来たらびっくりしちゃうよ…

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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年7月25日 15時

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