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涼介side

夜もあんまり眠れてない気がする。

今日の検査が怖くてお熱測りに来た人も追い返そうとしたのに無理に測っていった。

先生が来て点滴入れられて。あっという間に検査室に連れて行かれた。

いやなのに全然聞いてくれない。

にいも来ないみたいだし。

どんどん進められていく…。

手足とお腹のあたりにもベルトみたいのを付けられて動けなくされた。

怖くてしかたない。

いっぱいの人からの視線も怖い。

麻酔は痛いし。


少し変な感じどころじゃない。

足の付け根に何かを入れられて体全体が熱くなっている気がする。

気持ち悪い…吐きたいわけじゃないけど何とも言えない違和感…

涼「ゔぅ…あっ…」

看「ゆっくり息してねー」

それどころじゃないんだって…

涼「ゔぅんん…あうっ、うー…」

先生たちが何か話してるけど全然頭に入らない…

感じたことのない気持ち悪さだ




それからどれくらい時間が経ったかはわからない。

終わりと言われた時には体がとても重かった。

検査室を出る前にベルトも全部外されたのに、ストレッチャーで部屋に戻ったらベッドに移されて

さっきのベルトを元に戻された。

つまり動けない。


いいよ、そんなことしなくて…だるすぎて動けないもん。

櫻「お疲れ様。まだ動いちゃダメだよ。しっかり血が止まるまで横になっててね。」

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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年7月25日 15時

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