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1日経ったけど状況は変わらず。
宏太と話合って嫌がっても今日の夜連れて行くことにした。
少し可哀想だけど作戦はこうだ。
今日学校から帰ってきたら公園に行って遊ばせる。
体力が持たない涼介は公園に行くと夜は早く寝てしまう。
だからそのまま寝た涼介を病院に連れて行き1泊させて予定通り明日予防接種をする。
泣くのは想定内だから仕方ない。
早速、病院に連絡を入れて今日入院することで話を付けた。
さすがに起きたら病院で1人ですって言うのは可哀想だから宏太も泊まって付き添うことになった。
上手くいきますように。
…
涼・侑「ただいまー」双子が学校から帰って来た。
宏「おかえり。おやつあるよ。」
涼「わーい!食べたら公園行きたい!」
涼介から行きたいと言ってくれた。好都合だ。
宏「いいよ。侑李もいく?」
侑「行く!」
…
予想通り、公園から帰ってくるとウトウトしている涼介。
ご飯を食べさせてサッとお風呂にも入れた。ベッドに横にすればすぐに夢の中。
慧「涼介ぐっすり寝てるね。そろそろ行く?」
宏「うん。行ってくるよ。」
涼介を抱えて家を出ようとしたら侑李に見つかった。
侑「どこ行くの?」
宏「病院。」
侑「具合悪いの?」
宏「そうじゃないけど…このまま予防接種してくるから。」
侑李には隠せないなと思い正直に話す。
侑「えー可哀想。せっかく楽しく帰って来たのに。」
慧「それはわかってるけど、仕方ないの。いずれしないといけないんだから。」
侑「そう。行ってらっしゃい。」
宏「行ってくる。」
侑李に見つかるのは想定外だったけど無事に家を出ることができた。
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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年7月25日 15時