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そんなに検査が嫌だったのか部屋に戻すまで大人しかった。
…
部屋に戻してしばらくしてから様子を見に行けば仲良さそうに4人で話していたから大丈夫そうだね。
…
それから2日後、はやとくんは退院していった。
変わらず残った3人できゃっきゃしてる。少し静かにしてほしいもんだ。
涼介くん以外は退院の目途がついた。
涼介くんは嚥下機能結果次第だけど…
昨日検査をして少し改善してきているからとろみの水分から始めることになった。
ただむせる可能性は高いから飲めるのは看護師か俺の前でだけ。
飲めるのが相当嬉しいようで部屋に行くたびに水がほしいといってくる。
そして水が飲みたいがために呼ばれる始末。
「にいの前で飲みたいの」だそう。笑
慧「忙しいのにすみません。あの、水じゃないとダメですか？ジュースとか…」
櫻「いいですよ。とろみを付ければ種類は問いません。ただ炭酸はやめてください。」
慧「ありがとうございます。涼介良かったね。何にしようか」
涼「いちご！」
慧「いちごみるくね。今日は先生忙しいから水で我慢してね。明日売店で買ってくるからね。」
涼「はーい。」
ごくっごくっ。ごほっ…
慧「一気に飲まなくていいよ？」
涼「飲めたー！ふふっ」
楽しそうで何より。
櫻「私はこれで失礼します。」
慧「はい。ありがとうございました。」
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作者名：りょん。 | 作成日時：2020年6月30日 18時
