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ということで食事の時間は涼介くんをナースステーションに連れてくることにした。

涼「お部屋帰るー!」

看「もう少し座ってて。」

涼「んんー!」

最初は普通の椅子に座らせてたんだけど、じっとなんかできなくて帰ろうと歩きだしちゃう。

だからシートベルトみたいたけど自分では外せない安全ベルトがついている車椅子に座らせている。

どうにか外せないかがちゃがちゃしてる。

本とか塗り絵とか色々渡してみるけどすぐに飽きちゃってダメだ。

とうとう車椅子を手で漕いで自走し始めた。


看「ちょっとどこ行くの!ここにいて」

あと10分もすればみんな食べ終わるから部屋に戻せるんだけどそう伝えてもじっとできそうにない。

ナースステーションを出ていこうとする車椅子を連れ戻してブレーキをかけて、自走防止のロックもかける。

涼「とってよー、ねーえー!!」

静かにしてほしい。やらなきゃいけないことは山ほどあるのに。

涼介くんの相手だけしてるわけにもいかないから話を自分の仕事を進める。




櫻「涼介くん元気だね笑」

看「ちょっと先生!笑い事じゃないですよ。仕事が進みません。」

櫻「だってよ?」

涼「知らない!先生とって?」

櫻「じゃあ一緒に行こうか」

涼「うん!」

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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年6月30日 18時

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