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涼介side

お部屋が移動になった。

3人もいる。お話もできるようになった。


はやとくんはもうすぐ退院するんだって。いいなー

ゆうくんは足の骨折、昨日入院したんだって。サッカーか…やってみたいな。

りんとくんは喘息、苦しくなっちゃうことがあるんだって。時々ヒューヒューいってって苦しそう。


先生がいいよって言ってくれたから動けないゆうくんのベッドに行ってみんなでトランプで遊んだりもした。

でもみんなご飯の時間になるとベッドに戻る。


自分だけ食べられないのが寂しくて今度ははやとくんのベッドに行って話を続けた。

涼「ねえ、おいしい?」

は「まあまあ。」

涼「ふーん」

は「食べてみる?」

涼「いいの?」

食べちゃいけないって言うのはわかってる。

でもちょっとくらいいいかなって…

スープをちょっと舐めてみた。

おいしい…

ちょっとだけって思ってたのにスプーンを離せなかった。

もう1口と思ってスープのたまごとコーンを口に入れた。


ごほっごほっ…ごほっごほっ…ごほっごほっ…


咳が止まらない。

苦しくて涙が出てきた。


ゆ「ねえ、先生呼んだ方が良いんじゃないかな?」

り「押すよ?」

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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年6月30日 18時

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