いつまでも… 6 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:18 hit、合計:76,694 hit

254お勉強ページ4

涼介side

そう言えば勉強しないと。

勉強道具を取りに行くために立つと慌てた声が聞こえた。

相「どこ行くの？30分は座ってて欲しいんだけど。」

そんなことは言われなくてもわかってるのに。

涼「勉強教えてくれるんでしょ？取りに行くだけ。」

相「ああ、良かった。もちろん！」

それから算数と感じのドリルをやって理科も少し教えてもらった。

時間はあっという間に過ぎてお昼になった。

雅紀は栄養を準備してセットする。

口からの摂取はできないから栄養中も手を止める必要はなくてそのまま勉強を続けてる。

けど一向に雅紀がお昼ご飯を食べようとする様子はない。

涼「雅紀、おなかすかないの？」

相「なんで？」

涼「お昼食べないから…」

相「いや、そういうわけじゃないけど…」

雅紀side

正直迷っていた。どのタイミングで食べればいいのか。

弁当は持ってきているけれど、食べられない涼介を目の前にお弁当を広げて良いものなのか。

涼「いいよ。食べて。気にしないで？」

涼介side

別に目の前で食べられても構わない。にいたちだっていつも目の前で食べてるし。

ちょっとは羨ましいと思うけど…仕方ないし。

相「ありがとう。パッと食べちゃうね。」

涼「それ雅紀が作ったの？」

相「そうだよ？」

涼「ふふふ。」

箸で持っている黒焦げになった卵焼きを見て笑ってる。

相「あ、笑った。」

涼「雅紀はへたっぴだね。光にいの方が上手だ。」

相「そんなこと言わないでよ。これでも頑張ってるんだから。」

自分でも料理が下手ということは自覚している。

けれど節約のためにはコンビニで買うよりは良いかと思って作ってる。

だから改めて下手と言われると恥ずかしい。