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学校に着くと保健室に案内された。
入ると白衣を着た養護教諭であろう人にもたれかかるようにしてベッドに横になっている涼介。
慧「涼介?」
声を掛けて顔を覗き込んで言葉につまる。
経管栄養の固定は剥がれかけて、顔を赤くしながら浅い呼吸を繰り返している。
それになんだこの匂い。
涼「にい…」
目が合うともうたくさん泣いたんであろう腫れた目から涙が零れ始めた。
先「完全下校時刻になったので戸締りをしていたところ図書室で倒れているのを見つけました。
周りには本が散らばっていて。それから近くにあったのがこの牛乳パックとシリンジです。」
宏「え…?なんで?」
この匂いは牛乳か…
先「涼介くんに聞いたのですが泣くばかりで何があったのかはわかっていません。
ただ、管も抜けかかっているので病院に行った方が良いかと思います。」
慧「そうですか。ありがとうございました。…涼介おいで。」
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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年6月30日 18時