検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:76,587 hit

281 ページ31


そのまま部屋に戻ると涼介が口を手で押さえている。

また気持ち悪くなっちゃったのかなと思ったけど、涼介が手を離した瞬間に口からこぼれたのは赤い液体…


…血だ。


慧「涼介?大丈夫?!」

涼「ん?」

慧「血が出てる!」


涼介は気づいてなかったみたいで口を拭った手を見て目を見開いた。

ベッドに座っていた涼介の体が後ろに傾いてそのまま倒れる。

慧「涼介?わかる!?」

倒れ込んだ涼介を揺さぶるけど目を開けない。

取りあえずナースコールを押した。



すぐに先生も看護師も複数人走ってきた。

櫻「涼介くん?わかるかな?吸引して!意識ないし窒息する!血圧測って!あと採血も!」

看「はい!73/51です!」

櫻「足側高くして!内視鏡室空いてるか確認して!」

櫻「あ、わかる?良かった。手握ってみて。うん大丈夫だね。」

開眼して、掌握もできる。意識レベルが落ちたのは数十秒だけですぐに元に戻った。



看「空いてるそうです!」

櫻「じゃあ、ストレッチャー持ってきて。」

櫻「お兄さん、これから緊急で胃カメラ行います。

 出血がどこからか確認の上必要ならば輸血等を行っていきます。

 承諾書の方にサインお願いします。」


慧「はい…。」

何が何だかわからない。

言われるがままサインをした。


なんで血なんか…?

不安が頭をよぎる。


そして涼介はストレッチャーに乗せられ運ばれていった。



俺は部屋で待っているように言われ、1人取り残された部屋で脱力した。

282胃カメラ→←280



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
194人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りょん。 | 作成日時:2020年6月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。