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結局スーパーに寄ることは諦めそのまま帰宅した。

ガチャ。

涼「良かったーちゃんと閉まってた。」

帰って玄関のドアを開けしっかりと鍵がかかっていたのを確認してひと安心。

次に部屋中を回って開いている窓がないこと、電気が消されていることを確かめてまたひと安心。

そこまでしてやっと家に帰ってきたとほっとするそう。



冷蔵庫に入っていた残りの食材で夕食を完成させてささっと済ませる。

お風呂にも入って寝る準備は早めにしないといけない。

なぜなら…








涼「ねえ、ガスの元栓閉めた?」

裕「閉めたよ。」

涼「玄関は?鍵閉めた?」

裕「閉めたよ。」

涼「そっか…」

涼「ねえ。ゆうとくん起きてる?ガスの元栓閉めたっけ?」

裕「閉めたよ。そろそろ寝な。おやすみ。」

涼「うん。おやすみ。」

ベッドに入ってからも確認行動は止まらない。




静かになって寝たかと思いきや

涼「やっぱり見てくる。」

裕「え?」

涼「玄関開いてる気がするから!」とベッドを飛び出してしまう。



涼「閉まってた。」

裕「うん。だから大丈夫でしょ?」

涼「そうだね…。」

裕「そろそろ寝ないと。朝になっちゃうよ。」

ベッドに入ってから軽く1時間は過ぎている。




涼「うーん…。ゆうとくん。」

裕「ん?」

涼「あのね。また心配になってきた。」

裕「そっか。じゃあ確認しておいで。それでお薬飲もう。」

涼「うん。そうする。」


涼介が戻ってくるまでに薬と水を準備する。


このままじゃ本当に寝られないから。

寝る前にも抗不安薬と眠剤を飲んでいるけれどあまり効果がみられないみたいだから頓用の薬を追加で飲ませる。

裕「はい。お薬飲んで。」

涼「うん。」
裕「よし。ベッド入るよ。おやすみ。」


涼介も寝なきゃとは思ってるみたいで俺には聞き取れないほどの声で何かをつぶやいていた。

でも、少しすれば規則的な寝息が聞こえてきて寝たことを確認。

これでやっと俺も安心して寝られる。



今日は寝付くまで1時間半かかった。


これならまだ短い方だ。

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作者名:りょん。 | 作成日時:2021年9月2日 18時

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