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大「…ゔっうん。」

あ…大ちゃん。見られてた。いつからいたのかな。

大「侑李はなんでここにいるのかな?」

侑「暇なんだもん」

大「それは理由にならないって言ったよね?薮ちゃんが侑李がいなくなったって焦ってたからまさかと思ってきてみたけどさ。そのまさかだよね。」

侑「だって。」

大「俺らの目の届かないところで何かあったらどうするの。助けられないでしょ?輸血もリスクがあるんだよ。」

涼「ああ俺が悪かったから!侑李を部屋に戻せば良かったんだよね。ごめんなさい。だから侑李のこと責めないで。」

大「ほんとだよもう。とにかく薮ちゃんが心配してるから戻るよ。」

涼「侑李またね?」

侑「うん。」





大「侑李。」

侑「何?」

大「涼介となんで仲良くなったの?てかいつから?」

侑「んーそれは秘密。涼介に聞いてみたら?」

大「教えてくれるかな?」

侑「さあ?なんで?」

大「なんかさ、涼介子どもらしくなったなと思って。
 
  丸くなったというか堅苦しくなくなったんだよね。俺らに対する言葉遣いとかでも感じる。」

侑「前は違ったの?」


大「なんだろ、うまく言えないけど。大人びているというかどこか他人事よような感じで。

  冷たいとはちょっと違うんだけどさぁ。」

侑「あぁ。」

大「わかる?」

侑「なんとなくね。初めて会った時はなんだこいつって感じだったかも。」

大「どんな出会いだったの?」

侑「だから、秘密だって。」

大「なんだよ、つれないな。」

侑「とにかく僕からは言えないの。聞くなら本人に!」

大「わかったよ。」


そうこう話していると侑李の部屋に着いた。そこにちょうど薮ちゃんも来た。


薮「侑李!やっと見つけた。心配しただろ。」


大「薮ちゃん。侑李、涼介の部屋にいたよ。」

薮「良かったー。何ともない?」

侑「うん。ごめんなさい。」

薮「輸血あと少しで終わるから横になってて。」


侑「…うん。」

そうじゃない。

普通の人にはただの1日でも僕たちにとってはカウントダウンの1日なんだよ。



だって…。


そう遠くない未来にやってくる終わりの日。


それがわかってるのに何もしないで過ごすなんてもったいないんだ。






涼介に出会ってから1日が経つのが早い。




今何してるかなって考えるだけで楽しくなる。

涼介もそう思ってたらいいな…。

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りょん。(プロフ) - イチゴさん» イチゴさん、お待たせいたしました!リクエストいただいた急変・合併症のお話が4/20現在30話で出てきています。よろしければ一読ください。 (2021年4月20日 18時) (レス) id: 012ed6d9ff (このIDを非表示/違反報告)
りょん。(プロフ) - イチゴさん» コメントありがとうございます。リクエスト大丈夫ですよ!お話に組み込んでいこうと思いますので更新をお待ちくださいね! (2021年2月13日 17時) (レス) id: 012ed6d9ff (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - リクエスト大丈夫ですか?大丈夫だったら急変してしまう話が見たいです。例えば、合併症だったり。出来ればで大丈夫です。検討をよろしくお願いします! (2021年2月9日 18時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 新作おめでとうございます。どの作品も見させて頂きました。とても面白くて続きが気になります。体調に気を付けて頑張って下さい。 (2021年2月9日 18時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょん。 | 作成日時:2021年2月9日 17時

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