いつまでも…

22もう... ページ22

…
我慢しないといけないのはわかってる。
何年か前も安静守れなくてみんなに迷惑かけたし。

そんなこんなで１週間。

もう無理だ…。こんな体やめたい。ポロポロ涙が出てくる。

いっそのことやめてしまおうか。



とにかく１度外の空気を吸いに行きたかった。最初に心電図のモニターを取ったのが間違いだったね。すぐに大ちゃんが来た。

…

慧から涼介のこと慎重に見ててと言われて１週間問題なく経過していた。なんて考えていると。

ピーピー。
涼介の心電図モニターから電極外れのアラーム。

大「涼介？入るよ。」

泣きながら心電図のモニターを外し点滴を抜こうとしているところだった。

大「どうした。これは外さないよ？」

涼「大ちゃん…。俺もういい。楽にさせて？」

大「涼介…辛くなっちゃったな」横になってる涼介の負担にならない程度にギュッと抱きしめる。

涼「んん。。。うぅぅ。」

なかなか戻ってこない俺の様子を見に来た圭人に目で合図して慧を呼んでもらった。

慧「首はだんだん良くなってるからね。動けるようになるまであと少し。」

涼「いやっ起こして。」必死に手を伸ばして起きようとする。

幸いそんな力は強くないから俺の手によって寝た状態に戻されちゃうけど。


あの後検査した結果、麻痺は出てなかった。でもまた今首に負担をかけたら危険。しっかり治さないと。

涼「起きるの！ひっく…うぅ。ひっく…」

慧「涼介いい子だから。もう少し、ね？」

涼「いい子じゃないの。やめて…よ。」

慧「涼介聞いて？今辛いけど、今動いて麻痺が出ちゃったらもっとつらいのは涼介だから。」

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