こっちおいで【宮侑】 (ページ6)

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6話ページ6

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しばらく歩いているとクレープ屋の広告が目に入った

クレープ…

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｢どないしたん？気になるもんあったん？｣

『え、いや、別に…』

｢あ、クレープ食いたいん？｣

『なっ、なんで分かったんですか』

｢ここ通る時な、サムもそんな顔すんねん！｣

『その、サムさんって？』

｢俺の双子の弟！｣

『なるほど…』

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つまり、この顔がもう一ついるってわけか

いや、漫画かよ←

サムさんってどんな人なんだろう…

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｢まぁ！俺の方がイケメンやけどな！！｣

『先輩ってそういうとこありますよね』

｢ええやん！自覚しとるだけやし！｣

『別に否定してませんよ
私は好きですよ、そういうところ』

｢…～っ！｣

『ていうか、その話の流れ的にクレープ屋一緒に行ってくれるってことでいいですか？』

｢おん！ええよ！｣

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やっぱり話している限り悪い人ではなさそう

こんな人に好かれるって、私もうすぐ死ぬのかな←

なんて考えていると、あっという間にクレープ屋さんに着いた

先輩はというと、トイレに行ってしまった

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『んー…やっぱりここは王道から攻めるべきか…それとも店舗限定か…』

｢俺やったら両方頼むな｣

『いや、そしたら夕飯が…って、先輩髪染めました？』

｢？
せやねん染めたんよ｣

『なるほど…』

｢いや、なるほどやないやろ！｣

『…先輩そんな染めまくってたら髪痛みますよ』

｢染めまくってないわ！
てか、なんでサムがここおんねん！｣

｢角名と銀とクレープ食べに来た｣

｢大男3人で!?キモ！！←
てか、なんでAちゃん目塞いでくるん？｣

『ドッペルゲンガーって見たらどっちか消えるんですよ』

｢いや、俺ら双子やねん｣

｢さっき言うたやん！
サムは双子の弟やって！｣

『あ、あぁ～』

｢弟とか俺は認めてないんやけど｣

｢うっさい！お前は弟や！！｣

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弟ってサムさんの方が大人っぽいような…

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｢ちびは黙っとけや！｣

｢はぁ！？2mmしか変わらへんやん！｣

｢ちびはちびや！｣

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あ、この人たち双子だ