隣の宮はよく飯食う宮だ【宮治】

27食目 ページ27

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飛び出したのはいいものの…









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｢成瀬さん！！ちょっと待ってや！！｣






『ちょ、なんで追いかけてくんの！！』






｢話させてや！｣






『無理ー！！！』









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はいこちら文化部

運動部に追いかけられています

しかも男子



速いです彼

ぶっちゃけ言うと、もう疲れたので歩きたいです←



もう距離ほぼないじゃん！！！









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｢待ってって！！
なんで逃げるんよ！！｣






『逃げてないです！走ってただけです！
だからとりあえずその手離そ！？』






｢離しても走らへん？｣






『ぐっ…走りますけど！？』←







｢じゃあ、あかんやん
さっきのは、その、事故やん…いや、悪いとは思うとるけど…｣









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まさか、治くん私に悪いと思ってカバーしに来てくれてた感じ？？

ま？？？←









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『いや、むしろ私なんかがこんなラブイベント取っちゃってごめんなさいって感じだし！
ていうか、治くんこそ昨日振った相手にキスされるとかほんとに不快だったと思うし！！』







｢は…？｣







『え…？』









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治くんは口をポカーンと開けて、目を見開いた


えっ、なに

何かまずいこと言った？？？









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｢振ったって…どういうこと？｣






『えっ、ほら昨日の放課後…』






｢いや、まず告られてへんし｣





『確かに告れなかったけど…
でもあれは治くんが最後まで言わせてくれなかったんじゃん！！』









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えっ、何その反応


えっ、私結構傷ついたのに覚えてないとかある？？


えっ、辛っ


えっ、なんかもう涙も出んわ←






はぁ…とため息をついて再び治くんの顔を見ると、彼の顔は真っ赤だった









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｢…昨日のって…俺にやったん？｣






『それ以外に誰がいるの！
あの時治くんと私しかいなかったじゃん！！』






｢俺、てっきり角名が好きやっていうカミングアウトやと思っとった…｣







『な、なんで角名くん！？
私が好きなのは…んぐっ…！？』









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私が口を開こうとすると、治くんは手で塞いできた









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｢俺、成瀬さんのこと好きや
好きな子に2回も告白させんのはカッコ悪いやろ｣







『へ…？好き…？私が…？』







｢大好きや
せやから、成瀬さん

俺と付き合うてください｣









＿＿＿＿_＿＿＿27食目完食。

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