隣の宮はよく飯食う宮だ【宮治】

22食目 ページ22

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『なっ、何言ってんの！？』






｢何って、告白や｣






『こここ、こくっ、告白って！！好きな人にするもんじゃないの！？』






｢せや、成瀬さんの好きやで｣






『っ〜！！
よくない！そういうの！！
ていうか、私が治くん好きってこと知ってるんでしょ！？』







｢おん｣







『じゃあなんで…！！』









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そう問い詰めると、宮くんはんーっと少し考える動作をした


そして、ハッとしたような顔をした









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｢成瀬さん押しに弱そうやから！！｣






『……そんな満面の笑みで言わないでよ…』






｢な？俺でええやん
顔全く一緒やし！サムと変わらんやん｣









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たしかに彼らの顔は全く一緒

見た目で違うのは髪型くらい



だけど…









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『わ、私は治くんの顔とか見た目だけじゃなくて！
中身が好きなの！！だから、宮くんじゃだめ！』









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自分でもびっくりするくらい大きな声が出た


そう言うと、宮くんは少し目を見開いて驚いた様子だった



それはそうだろう

なんてたって、学校1のモテ男を私みたいな女が振ったのだから


我ながら恐ろしいことをした気がする←





かと思うと、急に顔を手で押えて肩を震わせていた









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｢ぐっ…っ…ふはwww
自分めっちゃ必死やんwwwww｣







『え、ちょ、え？』







｢あ〜めっちゃおもろかった〜
ごめんな〜今の全部嘘やねん｣







『は…？
嘘…？』







｢おん
だって俺、もうちょいボインの方が好きやもん｣







『っ〜…！
宮くんサイテー！！ほんまないわ！！』







｢ごめんてw
ほらだって、サムミーハーな女にようモテるやろ？
せやから、ちょっとでも俺に揺らいだら潰したろう思うてん｣








『潰すって…
まぁ、たしかに治くんはモテるけど…』









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ってことは、さっきのは治くんのために演技してたってこと…？




…なんだ、宮くん普通にいい人じゃん









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｢まっ、こんだけ大声で恥ずかしいこと言える子なら大丈夫やろ｣






『なっ…！』






｢これからも兄弟共々よろしゅうな〜Aちゃん｣







『ちょっ！名前…！！』









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前言撤回

絶対この人、人の恋愛で楽しんでるだけだわ








＿＿＿＿＿＿＿＿22食目完食。

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