かわいいって言うな！【夜久衛輔】

苦手なことと苦手な人 ページ10

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黒尾｢お前ってほんとばかだよな｣








『はい…』









黒尾｢まじでばか｣









『はい…』









黒尾｢俺、お前のそういうとこ嫌いだわ｣









『私も黒尾のなんでも見透かしてる感じ嫌い』









黒尾｢お前の場合俺の好きなとこないだろ｣









『うん』









黒尾｢おい冗談だろ｣←









『……うん』









黒尾｢なんだよその間は｣









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まぁ、冗談はここまでにして


と、黒尾が真面目な顔になる









こいつのことは最初から苦手だった


いつも不思議とスルスルと言葉が出てきて相談してしまうから



偽ってもバレてしまうから




だから苦手なのかもしれない









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黒尾｢じゃあもしも仮にやっくんが告って来たらどうすんの｣









『告らせない絶対！！
テロかなんかして気を紛らわさせる！！』









黒尾｢そこまですんのかよ

お前、なんでそんなに付き合うのが嫌なわけ？

関係が変わるって言ってたけど、今とそんな変わんねぇだろ｣









『変わるよ！！

そりゃ好き好き同士の時は幸せかもしんないけど

やっくんが私に飽きたりしたら、もう今みたいに仲良しじゃいられない…だったらこのままの方が…』









黒尾｢だってよ夜久｣









『……え？やっくん…？』









夜久｢……。｣









黒尾｢んじゃ、あとは2人で話し合えよ
行くぞー宮下｣









宮下｢うん、んじゃね八木｣









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え




えー…






話し合えって言われても、今までの会話聞かれてたとしたらもう話すことないですけど！？









おい黒尾








どうしてくれんのこの感じ









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