BTSのPLAYBOY

ユンギを甘やかしてみた。検証中 ページ22

Aサイド












「ユンギおいでー」










ぽんぽんと膝を叩くと何が何だかわからないみたいな顔して俺の膝の上に座る、











「A、何急に、」











顔だけこっちに向けるユンギに軽くキスすると驚いてる。







なんか、普段から意地悪してるから、甘やかしたらどうなるんだろなー、的な。










「…A…、？」







「ん？なに？」






「今日、変、」












甘い俺に不安を覚えたのか、そわそわするユンギ。





後ろから抱き締めてると少し震えてる。














「…ユンギかわい、」













うなじあたりにキスするとびくっと大きく震える。




















ユンギサイド
















なんだか、今日のAはいつもより優しい。










なんなんだ急に、調子狂う、













けど、嬉しい反面、不安。











嬉しいけど、…理由もなく優しくするのって、















なんだか怖い。












もしかしたらもう俺なんて嫌いなのかもしれない。










それを悟られないようにわざと優しくしてる？











…そうなの？A、
















「…な、なんで、今日、優しいの、」













「え、そう？」













少し動揺したようなAに俺の不安は一気に爆発した。















「んで、…っ、俺の事嫌いになったんなら、言えよ！！」















ばっと、立ち上がって離れる。





2人きりでよかった、なんて。













「ユンギ、？嫌いになってないよ？」






「っ、嘘だ！！」













近付くから後退って行くと、壁にぶつかった。















「…ユンギ、？」













戸惑ったようなAに、俺はついに泣いてしまった。












未練がましい、勝手に好きになってただけ。










最初から嫌われてもいい立ち位置だった。






…意地悪な態度も、…もしかしたら嫌いだったから？
















「……ッ、」











手で目元を覆って泣いてるのを隠していると、Aにその手ともう片方の手もどっちも壁に押し付けられた。

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