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伊「ひかる〜?」
光「ん?どしたー?」
伊「なんかちょーだい」
光「なんかって何だよ(笑)」
伊野尾くんに連れて来られたのは居酒屋さん?
会社帰りっぽいサラリーマンとかいっぱいいるから、きっとそうだ。
光「まだ今なら何でもあるけど、いいの?彼女に居酒屋のメニューなんか食べさせて」
貴「彼女…?」
伊「ちげえよ、誰がこんなちんちくりんなんか彼女にするかっての」
光「…ごめんねこいつ口悪くて」
貴「いえ、大丈夫です(笑)」
困ったように笑う光さんは、落ち着いて見えるし年上かな。
なんてどうでもいいことを考えてたら、カウンターから身を乗り出してきゅるきゅるな目を向けられた。
…う、かわいい。
光「お名前は?」
貴「…A、です」
光「ん、Aちゃん、何食べたい?」
貴「…何があるんですか?」
光「大抵のものなら作れるから何でもいいよ」
貴「じゃあ…オムライス、」
伊「…ガキくさ」
貴「うるさいな」
光「はーい、オムライスね、お前は?」
伊「俺も同じのでいいよ」
貴「…ガキくさいんじゃなかったんですかー」
伊「お前ほんとうるさい」
光「そのへん座っててー?(笑)」
光さんめちゃくちゃ笑ってるじゃないか。
相変わらずだるそうに歩いてる伊野尾くんを睨むと、なに?って真顔で言われた。
貴「光さん、伊野尾くんと違って優しいね」
伊「なに?光に惚れた?まじやめて」
貴「なんで」
伊「光が汚れる」
貴「…」
…なんなんだ。
無言のまんまスマホいじってると思ったら ん、ってQR表示された画面を差し出された。
貴「…なにこれ?」
伊「え?ライン知らない?まじで?」
貴「知ってるわ」
伊「なら分かんだろ、ん」
貴「えー…別に伊野尾くんの連絡先とかいらない…」
伊「はあ?いいから追加しろって」
貴「ええ…」
仕方なくQRを読み込んだら、" いのお " って名前とネコのアイコンが現れた。
…ネコ、かわいい。
伊「俺のライン貴重だから教えたりすんなよ」
貴「いいの?私めちゃくちゃ悪いやつで伊野尾くんのライン持ってるよーってばら撒くかもしれないよ?」
伊「お前はそんなことしねえじゃん」
ふ、と緩んだ伊野尾くんの口元。
…なんでこの人、こんなに私のこと信用してるんだろう。
実際、連絡先ばら撒くなんて絶対にしないけどさ。
警戒心が強いんだか弱いんだか、よく分かんない。
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みはる(プロフ) - 私は今日誕生日です。 (2019年4月12日 18時) (レス) id: f9d8424a7b (このIDを非表示/違反報告)
未央 - すごく面白いです!続き気になります!更新待ってます! (2018年8月16日 18時) (レス) id: 71bdc0414f (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - すごい読んでて面白くてもっと続きが読みたいって思ってます!更新お願いしたいです!! (2018年6月28日 20時) (レス) id: c7d28386d2 (このIDを非表示/違反報告)
よん 。 - 続編希望です!凄い面白かったです (2018年5月17日 12時) (レス) id: 67b3c6d329 (このIDを非表示/違反報告)
みるくちやん .。(プロフ) - めちゃんこキュンキュンしてます (*´`)更新待ってるので大変だと思いますが頑張ってください! (2018年5月14日 15時) (レス) id: 0587ad5984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ | 作成日時:2018年5月9日 0時