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涼「大丈夫?」

貴「うん…がんばる」




恐る恐る教室を覗いたら、千秋が私の弁当を片付けてくれてた。

…千秋と、ちゃんと話さなきゃ。



涼「…がんばれ」




とん、って優しく背中を押してくれた山田くんに頷いて千秋に近づくと、私に気づいた千秋が困ったように笑った。




千「ごめんね、勝手に片付けちゃって」

貴「ううん、全然!ありがとう」

千「それで、ね、あの、」

貴「…放課後って、空いてる?」

千「…うん」

貴「私も話したいこといっぱいあるから、どっか行って話そう?」

千「うん、分かった」




大丈夫かな。いつも通り話せてるかな。

幸い、午後は移動教室がなかったから千秋と2人きりになることもないまま、放課後になった。




_____




涼「A?」

貴「…山田くん、」

涼「ん、だーいじょぶだよ」

貴「…うん、がんばるね」




ぽんぽん、山田くんが頭を撫でてくれるだけで安心しちゃう私の単純さったら。

ついこの前まで中島先輩中島先輩言ってたくせに、山田くんに揺れてる自分に呆れるしかない。




貴「この前言ってたカフェ行く?」

千「そうしよっか!Aはいちごパフェ?」

貴「あたりまえ〜、千秋はチーズケーキ?」

千「かな?」




わりといつも通りの会話に、泣きそうになるのはなんでだろう。

千秋を失うなんて絶対嫌なのに、こう云う時ってどうして最悪の想像しかできないんだろう。

中身のないどうでもいい会話も、同じ歩幅で隣を歩く千秋も、いつも通りのはずなのに。

私だけこんなに泣きたいのはどうして?

なんとも言えないモヤモヤを抱えつつ、行きたいねって千秋と話してたカフェに着いた。

…もっと、ウキウキしながら来るはずだったのに。




千「…全部美味しそうでチーズケーキの決意揺らぐ」

貴「私もどうしようこれ全部たべたい…」

千「胃袋と金が無限にあったらそうするけどなあ…」

貴「ううう…やっぱりいちごパフェにしとく!」

千「Aがそうするならチーズケーキにする!」




ふふ、って笑い合う幸せな時間が、これからもずっと続きますように。

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みはる(プロフ) - 私は今日誕生日です。 (2019年4月12日 18時) (レス) id: f9d8424a7b (このIDを非表示/違反報告)
未央 - すごく面白いです!続き気になります!更新待ってます! (2018年8月16日 18時) (レス) id: 71bdc0414f (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - すごい読んでて面白くてもっと続きが読みたいって思ってます!更新お願いしたいです!! (2018年6月28日 20時) (レス) id: c7d28386d2 (このIDを非表示/違反報告)
よん 。 - 続編希望です!凄い面白かったです (2018年5月17日 12時) (レス) id: 67b3c6d329 (このIDを非表示/違反報告)
みるくちやん .。(プロフ) - めちゃんこキュンキュンしてます (*´`)更新待ってるので大変だと思いますが頑張ってください! (2018年5月14日 15時) (レス) id: 0587ad5984 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽむ | 作成日時:2018年5月9日 0時

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