M i l k × M ! l k （ 赤 ）

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あの日から、私の世界の中で１番輝いてるのは中島先輩になった。

中島先輩はモテる。当たり前だけどモテる。

だから、そんな人この学校にはきっとゴロゴロいる。




千「あ、いるよ中島先輩」

貴「ほんとだ、今日もイケメンだ〜」

千「ほんと好きだね」

貴「そりゃあね、ヒーローですから」




ちょっと遠くにいた中島先輩が あ！って顔して駆け寄ってきてくれた。

…ヒィ！




裕「また会った！(笑)」

貴「こんにちは」

千「こんにちは、」

裕「こんにちは〜、Aちゃん千秋ちゃん！」




ニコニコ、今日も今日とて爽やか。

中島先輩と仲良しの岡本先輩もイケメンだから、類は友を呼ぶ代表みたいな顔の良さ。




裕「よく会うよねほんと(笑)」

貴「ですね、(笑)」




好きなの？って聞かれたら分かんないけど、先輩と話してたら楽しいし。

好きなのかなあ、って程度だし、分かんないけど、やっと王子様に会えたのかもしれない。

とりあえず、あの日から中島先輩のことちょっと調べてみたり、見かけたら頑張って話しかけてみたり。

人を好きになったことがないから分かんないけど、これが初恋だったら、頑張りたいなあ、なんて。




圭「裕翔、そろそろ時間やばい！」

裕「あーごめん！じゃあね、２人とも」




ブンブン手振ってくれてる。かっこいい。

かっこいいねー！って千秋に言ったら、そう？って言われた。なんでだ。




貴「ええ、かっこいいじゃん先輩」

千「そう？好みじゃないのかなー、」




なんて、言ってたのになあ。

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