人間恐怖症の私はなぜか有名な歌い手グループのメンバーです【stxxx】

メンバー。。 ページ22

莉犬side

莉「まひるちゃん、元気にしてるかなぁ…」

そんな独り言が自然と口から溢れた。

正直俺とまひるちゃんは、そこまで深い関係には無いと思う。

でも、やっぱり大事な仲間だから
いつも、俺たちの事を考えて動いてくれていた大事な友達だから

話さなくなってから、自然とまひるちゃんの事を考えるようになった。

莉「ねぇ、俺とまたお話ししようよ。
今度一緒にホラゲするんだって言ってたじゃん。」

俺とつーちゃんしかいない部屋に静かに響き渡る俺の哀しい叫びは、1番伝えたい本人には、伝わらない。

莉犬Aちゃん!ねぇ!遊ぼ!

既読の付いていない俺が送ったメッセージ。

いつもなら、すぐに既読がついて

Aいいよぉ!なにするの?

なんて、可愛い返事が返ってくるのに。

寂しいなぁ…

早く、あいたいよ…

ーーーー
るぅとside

みんな、まひるさんを気にかけて全く目の前の仕事が進んでいないみたいです。

打ち合わせもレコーディングも、みんながみんな集中できていないんです。

かくいう僕も、彼女が心配です。

最初にあった時も、とても弱々しい女性でした。

泣きじゃくってまともにお話もできませんでした。

でも、通話とか顔を直接合わさない物では、彼女はとても明るくて元気で、気づいたらみんなを笑顔にしてくれる人でした。

だから、その彼女の素の姿が間近に見れる日まで、共にいたいってそう思いました。

る「Aさん、やっぱり僕は頼りないですか？」

寂しげに響く僕の呟きは、誰にも届くことなく静かに消えていった。

る「はぁ…」

最近、よくため息が出る。

いつもは、彼女に

『ため息ついたら、幸せが逃げちゃうんだよ！吸って吸って！』

なんて、可愛らしい注意を受けるのでなるべくしないように気にかけていたものの、そんな彼女がいなくなってからは、自然と、気づいたら出ていた。

イラストも、もう使えそうなの、少なくなってきてしまいましたよ。
早く、戻って来てください。

これ以上、僕を待たせないでくださいよ。

あなたは、僕らにとって大切なメンバーなんですよ。
だから…だから、早く………

ーーーー

__メンバーが家に来るまで、残り1日__

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