小宮と同級生 ページ5
好きな人に会いに長い廊下を歩いて行く。
「小宮ちゃーん」
小「はーい！」
俺が呼ぶと小走りで来てくれる小さい女の子。
小「いつもありがとうね」
「お互い様やろ」
8組の小宮悠花ちゃん。亮の幼馴染の親友。
「Aちゃんは？」
小「彼氏の所」
「じゃあ少し一緒にお話しても大丈夫？」
小「もちろん」
最近気づいたことがある。
俺がここで小宮ちゃんと話してると
小宮ちゃんと同じクラスの男の子に
すごい見られてること。
そしてAちゃんがいないとき
小宮ちゃんはその男の子とよく一緒にいること。
「ドアの前塞いじゃうから廊下行こ」
あの子も小宮ちゃんが好きなんやろか。
「Aちゃんがいない時は一人で待っとるの？」
小「ううん、クラスの友達と話してるよ」
「男の子？」
小「の、時もあれば、女の子とも話すで」
「そうなんや」
小「ヤスくんこそ錦戸くんええの？」
「うん」
そっか、って。
小宮ちゃんとはいつも音楽の話とか、
クラスが遠いからお互いの近況とか、
他愛のないことを話す。
でもその時間が堪らなく楽しい。
「今度暇な日遊ばへん？」
小「ええよ。……あ、でもA大丈夫かな」
「ううん、2人で。
小宮ちゃんが嫌じゃなければ」
びっくりした顔してる小宮ちゃん。
少し考えてから、
小「私こそ、ヤスくんがええなら…//」
小宮ちゃんの顔が赤い気がする。
もしかしたらただの自惚れかもやけど、
そんな反応されたら期待してまうよ。
「部活休みの日、ラインするね」
小「うん」
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←小宮とクラスメイト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白雪王子 | 作成日時：2019年6月3日 2時
