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苺ミルク ページ44

横「こんなに鼓動が速くなるんは
Aとおるときだけ」



「いま、私の心臓も、横山先輩とおんなじくらい速いです……」



横「俺の目ぇ見て」



恥ずかしくて下向いてた顔を
少しずつ上げて横山先輩を見る。



横山先輩の顔はほんのり赤い。



また私の涙を拭いてくれた。



横「A、好き。俺と付き合ってくれへん?」



改めて目を見て言われると、


わからないってはぐらかしてた気持ちが、
バラバラだった気持ちが全部くっついて


「好き」


自然とこの2文字が口から溢れた。




なんで今まで気づかなかったんだろう。



亮ちゃんと横山先輩に同じことされて
ドキドキするのは横山先輩にだけ。


大倉に抱きしめられてもなんともないのに
横山先輩だと心臓が壊れそうなくらいドキドキした。




横「もっかい…もっかい、言うて」



「横山先輩が、大好きっ



言い終わったか終わってないかわからんうちに
私の唇に横山先輩の唇が重なった。




初めてのキス。



苺の味なんかしないで無味無臭。



だけど唇が離れたら横山先輩は、



横「苺ミルク飲んだやろ」



って。



「私も、苺ミルク味のキスがしたい」



思ったことをそのまま言ったら
またキスをされた。



あれ、無味やけど無臭じゃない。




ほろ苦い柑橘系の匂いがフワッとした。




横「味した?」



私より目線の高い横山先輩に見下ろされて聞かれる。



今まで背の低い自分が大嫌いだった。



だから私はあまり人に見下ろされるのは好きじゃない。





だけど横山先輩に、見下ろされるのは
不思議と悪い気がしない……



横「なに??」



「味……しないから、もっかい」



私がそういうと横山先輩は右の口端だけをあげて笑った。



横「俺とキスしたいん?」



意地悪言うてさっきまで食い気味で
してくれてたキスをしてくれない。



横「Aからしてくれたらええのに」



その一言を聞いてそうかと納得する、
私からしてもええんやと。



苺ミルク味を期待して横山先輩の唇に
自分の唇を押し当てた。

真っ赤→←心臓



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白雪王子(プロフ) - ささん» こんばんは!リクエストありがとうございます!10年後の…とっても楽しそう(*´ェ`*)考えてみます!!お話できた時はぜひお願いします!! (2019年6月12日 2時) (レス) id: 6b695120d5 (このIDを非表示/違反報告)
- 10年後の物語り書いて欲しい!!! (2019年6月12日 0時) (レス) id: da80ac47d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白雪王子 | 作成日時:2019年5月17日 20時

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