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- 隆平side -
「お兄ちゃーん、隆くんまた真っ黒で帰ってきたー。」
帰ってそうそう汚い服を忠義に見つけられた。
告げ口までくらって入りづらって思いながらもリビングに行くと、
兄ちゃんたちは笑いながら僕に聞いてきた。
「なに隆平またコケたんか？」
「……え？……あーえっと……」
なぜかみんな俺がコケたんやと思たみたいやったけど、
亮ちゃんの服も汚れとるのに気付くと不思議そうな顔をした。
「あれ？亮までコケたん？珍しなぁ。」
「…………ちゃうねん……亮ちゃんが……」
さっき起こったことはちゃんと伝えようって帰り道ずっと考えとったはずやのに、
いざそのタイミングになると入り方が分からへん。
言いかけて固まった僕に兄ちゃんがどした？って首をかしげる。
亮ちゃんは自分で相談できへんねやから僕が代わりに言ってあげな。
軽く深呼吸をして口を開く。
「亮ちゃんがね、6年生にいじめられとんねん……」
「「「は！？どういうことやそれ！」」」
三つ子が綺麗にハモって俺のことを見る。
「詳しく聞かせろ隆平。」
「あっちょお待って。ねぇ章大、亮の服変えてきたって。忠義も一緒に行き。」
「隆平はそこ座り。ええで話して。」
下3人がおらんくなったところで僕の向かいにあぐらをかいた兄ちゃん3人。
顔を覗き込まれたら僕のリミッターは一気に外れて、
そこから一部始終をこと細かくぶわーっと喋った。
「いやぁ許されへんな。」
「どないしたらええんやろな？」
「んなもん直接言うのが一番ええやろ。」
「そういうもんなん？」
いじめなんかやめさせな！って言うて議論を始めたすばる兄ちゃんと裕兄ちゃん。
信五兄ちゃんはそんな2人を横目に救急箱を取ってくると、
僕の肘に消毒液をバッて掛けてデカ目の絆創膏を貼ってくれた。
「でもお前もよう我慢したなぁ。結構痛かったやろこれ。」
優しく気遣ってくれる信五兄ちゃんの言葉に、ようやく僕の頑張りが認められた気がした。
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すぶた(プロフ) - まなかさん» 良かったです！まだ終盤がふわふわしたままなので頑張って書きます……！ (2017年10月16日 8時) (
レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» 早速読ませて頂きました。いやもうすでに最高でした、、何度も読み返してます、これからほんとに楽しみです！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» いえいえ！本当はもっと早く出したかったのですがいろいろ迷走しまして……(^^;上手く書けていないかもしれませんがよろしくお願いします！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» ありがとうございます！！！！楽しみすぎて待ちきれないです、笑 わざわざ要望に応えてくださり本当にありがとうございます＞＜ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» お待たせいたしました……！今日中に公開する予定です……！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぶた | 作成日時：2017年3月21日 18時
