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- 裕side -
「もしかしたら亮はこの先もずっと喋られへんかもしれへん。
文字も書けへんし、一人では公園にも学校にも行かれへんかもしれん。」
「…………………」
「大人になっても亮には色んな手助けが必要なの。
なかなか言うこと聞いてくれへん大変な弟かもしれへん。
でもお兄ちゃんたち、亮が困っとるとき助けてあげてくれる？」
「そりゃもちろんやけど……」
正直、亮はどっか変わった子やなーとは前から思うとった。
泣いてばっかで会話は出来へんし、どこに出掛けてもウロウロして落ち着かへんし、
何より、双子やのに章大には出来て亮には出来へんことがたくさんあったから。
はぁ、それもこれも全部、自閉症とかいうやつやったんやな。
でも、だから何やっちゅうねん。
困っとったら助けるのは当たり前ちゃうん？
見て見ぬふりは一番あかんって、おとんがいつも飽きるくらい言うとるやん。
なんで亮のときだけわざわざ聞くのか、俺には難しゅうてよう分かれへんかった。
・
・
・
結局機嫌の悪い原因ははっきりせんかったけど、
とりあえず落ち着かなあかんっておかんに半ば無理やり部屋に連れていかれた亮。
残されたリビングは酷い荒れようで、起きてきた隆平と章大も加わって5人で後片付け。
今日はラッキーなことに何も壊されへんかったからまだ楽に進む方かな。
しばらくして寝ぼけ眼の忠義を抱っこしながら階段を下りてきたおかん。
リビングのドアが開くなり隆平と章大が走っていく。
「おぉ！片付けしてくれたん！大変やったやろ？」
「しょうたがやってあげたー！」
「僕もやった！」
「ほんま？章大も隆もありがとうなぁ。」
2人の頭を撫でて、忠義を信五に任せて、冷蔵庫をごそごそやりながら考え込むおかん。
朝から忙しそうやな。
ま、今日が土曜日で良かった。
まだご飯も食うてへんし、学校のある日やったら絶対遅刻やったもん。
……せや。
「おかん、なんか手伝うことある？」
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すぶた(プロフ) - まなかさん» 良かったです！まだ終盤がふわふわしたままなので頑張って書きます……！ (2017年10月16日 8時) (
レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» 早速読ませて頂きました。いやもうすでに最高でした、、何度も読み返してます、これからほんとに楽しみです！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» いえいえ！本当はもっと早く出したかったのですがいろいろ迷走しまして……(^^;上手く書けていないかもしれませんがよろしくお願いします！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» ありがとうございます！！！！楽しみすぎて待ちきれないです、笑 わざわざ要望に応えてくださり本当にありがとうございます＞＜ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» お待たせいたしました……！今日中に公開する予定です……！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぶた | 作成日時：2017年3月21日 18時
