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- 章大side -
「亮、ついに本番やな。」
栄翔祭当日がやってきた。
亮はいつも通りスクールバスで学校に行って、俺らはその後に交通機関で向かうから、
しばらくの間お別れ。
「緊張しとるん？落ち着いてやれば大丈夫やから。なっ！」
不安そうな顔で手をひらひらさせとる亮。
2ヶ月間あんなに練習したんやから、劇やって絶対成功するって。
「亮ちゃーん！」
「ほら時間やで。隆平くん呼んどる。」
亮を部屋から送り出し、俺と忠義も準備を始めた。
・
・
・
「ほら行くでー！」
階段の下から信五兄ちゃんの声が聞こえ、制服にスクバを持って忠義と部屋を出る。
家から亮の学校まではだいたい1時間くらいやったっけな。
兄ちゃんの運転する車に乗り込み、約10分ってとこで最寄り駅に到着。
ここからは電車の乗り換えとバスを挟む、ちょっとめんどくさいルート。
「おう、丸山くん！」
「あっ、おはようございます！」
途中、バスで亮の友達のお父さんに遭遇した。
連れとった幼稚園くらいの弟くんが可愛くて、俺は思わず少しだけお喋り。
年の離れた弟ってええなぁ。
「お父さーん、まだぁ？」
「もう次やで。ボタン押すんやろ？」
「押す！！」
この会話、すごい聞き覚えがある。
俺らがこんくらいのときはいつも俺と忠義が競っとって、
大声出して喧嘩して、最終的にはお互い手ぇ出して、兄ちゃんにアホほど怒られたんやった。
ー次は、特別支援学校前、特別支援学校前でございます。ー
そのアナウンスで弟くんが真っ先にボタンを押すと、だんだんとでかい校舎が見えてきた。
幼稚部から高等部まであるだけあって、さすがに広い敷地。
バスを降りると、目の前の正門に『栄翔祭』の看板が。
行事を大切にしとる学校やからか、まだ午前中やのに結構な熱気。
いよいよやな。
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すぶた(プロフ) - まなかさん» 良かったです！まだ終盤がふわふわしたままなので頑張って書きます……！ (2017年10月16日 8時) (
レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» 早速読ませて頂きました。いやもうすでに最高でした、、何度も読み返してます、これからほんとに楽しみです！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» いえいえ！本当はもっと早く出したかったのですがいろいろ迷走しまして……(^^;上手く書けていないかもしれませんがよろしくお願いします！ (2017年10月15日 20時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すぶたさん» ありがとうございます！！！！楽しみすぎて待ちきれないです、笑 わざわざ要望に応えてくださり本当にありがとうございます＞＜ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 3bd327057c (このIDを非表示/違反報告)
すぶた(プロフ) - まなかさん» お待たせいたしました……！今日中に公開する予定です……！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 547aa7ed6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぶた | 作成日時：2017年3月21日 18時
