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いつか見た綺麗な桜の木、
大好きな人と見たかったな。
海辺に並んで星空を眺めたり
夢の国に行ってふたりで花火を観たり
狭い台所に立ってふたりで料理をしたり
何も無い日々に幸せを感じたり
大好きな人とそんなことしたかったな。
でも一番は...
"死ぬ時にはそっと隣に寄り添って
手を繋いでいて欲しかった"
ずっと独りがよかったのに。
ずっとずっと独りでも寂しくなかったのに。
自分から人と関わることを辞めたのに。
貴方に会って言葉を交わしたあの日から
本当は独りは寂しくて怖くて
きっと心のどこかではずっと誰かに
寄り添って欲しかったんだって気づいた。
それなのに貴方が差し出してくれた手さえ
ろくに握ることができなくて。
自分の本当のココロに気づいたところで
私の身体はそれを受け入れてくれない。
もう自分ではどうしようもできなくて。
誰かのために生きることも
社会の役に立つこともできないから
誰も傷つけないで生きていくことだけを
考えてたけどそれもままならなくて。
貴方に会って言葉を交わしたあの日から
外れてしまった仮面は元通りには戻らなくて
粉々に砕け散ったまま。
それはまるで私の心を表しているかのようで。
唯一、私を救ってくれた"仮面"がなければ
この世界で上手く生きてくなんて
そんなことできないから。
だから"生きる"ってことがただ辛い。
飲まず食わずの体はもう言うことを聞かなくて
正直足取りも覚束無い。
それでも最後の体力を振り絞って
お風呂場まで這いつくばって行けば
ポケットからカッターを取り出し
自分の手に当てた。
...もう楽になってもいい...？
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R.(プロフ) - なつ様＊嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^相変わらずのノロノロ更新ですがなつ様のコメントを励みに更新頑張りますのでまたお暇な時にでも覗いていただければ幸いです♪ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 34a3cd1e0f (このIDを非表示/違反報告)
なつ - この作品めっちゃ好きです！ 続き、楽しみにしてます！(^^♪ (2018年1月6日 0時) (レス) id: 9ca8ee8417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R. | 作成日時：2017年12月29日 1時
