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side ryo
「俺のせいやんな...ごめんな...」
そんな言葉と共に握られた暖かい手。
目を開けようかどうしようか
それでもさっきの気まずさがまだ残ってて
俺は目を瞑ったまま逃げるほうを選んだ。
そんな俺とは対照的に話を続ける章ちゃん。
そしてふと耳に入ってきた言葉。
「なぁ、亮は今幸せ？」
幸せ...？俺の幸せってなんやろ。
そんなことをぐるぐると考えてれば
「どうしたん....泣かんといてぇや。」
そんな声が聞こえ、手がぎゅっと握られた。
そんな章ちゃんの言葉で行動で、
あぁ、俺泣いてるんやって気づいた。
悲しくなんかないのに
寂しくなんかないのに
辛くなんかないのに
この涙はなんの涙？
幸せってなんなん？
なぁ、誰か教えて。
生きるってそんなに大事なこと？
この世界が辛くて苦しくて悲しくても
生き続けなあかん理由って何？
人ひとり幸せにできひん人間が
生きてる意味ってなんなん？
もうほんまに分からへん。
安「亮..ごめんな。」
そう言って涙で濡れた頬を優しく拭う
章ちゃんの手にきっといつだって俺は
助けられてきたし今も助けられてる。
でもこれ以上はもう...迷惑かけられへんよ。
俺は目を閉じたままお互いが何も話さずに
ただただ静かに時間だけがすぎていく。
どれくらい経ったんやろう。
安「亮、また明日くるな？
ゆっくり休むんやで。」
章ちゃんのそんな言葉が聞こえて
静かに扉を開ける音が聞こえた。
俺はずっと瞑ってた目を少しだけ開けて
見えた小さな背中に静かに呟いた。
「章ちゃん...ごめん..ありがとう...
でもなんかもう...俺疲れた...」
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R.(プロフ) - なつ様＊嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^相変わらずのノロノロ更新ですがなつ様のコメントを励みに更新頑張りますのでまたお暇な時にでも覗いていただければ幸いです♪ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 34a3cd1e0f (このIDを非表示/違反報告)
なつ - この作品めっちゃ好きです！ 続き、楽しみにしてます！(^^♪ (2018年1月6日 0時) (レス) id: 9ca8ee8417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R. | 作成日時：2017年12月29日 1時
