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亮くんの問いかけになんて返すのが
正解なのかわからない。
だからと言って素直に "はいそうです" なんて
そんなこと絶対に言えるわけない。
「いや...違いますっ！」
だからこう言うしかないでしょ？
これは優しい嘘？だよね？
私がやめる代わりに記事を取り下げて貰った
そんなことを言えば亮くんはどんな反応をする？
でも返ってくる答えが怖くてやっぱり言えないよ。
それに亮くんが今のまま
変わらずにお仕事できれば私はそれでいいから。
亮くんがそれを知る必要は無いよ。
錦「そっか...」
納得してないようなその返事に2人間に流れる沈黙と
その空気に相反する店の雑音。
そんな空気の中しばらく経って
口を開いたのは亮くんだった。
錦「あの時俺のこと苦手やって言った理由も
道端で怯えてた理由も会社やめた理由も
無理に聞かへん。
やから...俺と友達なってくれへん？」
トモダチ...？
亮くんと私が？
亮くんのその言葉に頭の中はクエスチョンマークが
何個も何個も飛び出してくる。
「えっ、あの...」
錦「嫌やった..？嫌やったらええねん！
変な事言ってごめんな(笑)」
少し焦った顔してそういう亮くん。
「いやっ、嫌じゃないです！私でよければ是非...」
気がつけば出てた言葉。
?「ふふっ(笑)やって、良かったな亮^ ^」
そしてそう言いながら突然現れた人。
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作者名：R. | 作成日時：2017年3月21日 16時
