6話 ページ8
そんなたわいも無い話をしながら僕は探偵社に戻って来た。
既に朝出た時から3時間経っていた、はぁ…
天宮「只今戻りましたー」
太宰「やあおはよう!」
国木田「やっと来たか、この唐変木」
ふぃ〜後は国木田さんに任せよう。
国木田「お前のせいで依頼が溜まってるんだよ!
片付けるぞ」
お〜頑張れ頑張れ〜
太宰「え〜めんどくさいなぁ」
国木田「なんだとっ…お前」
太宰「あ、歩斗くんが居るならやってもいいかな〜?」
天宮「は?」
思わず太宰さんのことを睨んでしまった。
すると、その睨みに臆すること無く近付いて来て、ニコニコして来た。何この人←
太宰「だーかーらぁ歩斗君がいるなら私も依頼を片付けよう!」
天宮「何で僕を巻き込むんですか…」
太宰「歩斗くんと仕事がしたいからー!」
天宮「太宰さんと仕事しても唯迷惑かけられるだけな気がする」
国木田「それについては俺も同意だ。
だが、歩斗がいないと何もしないだろう」
太宰「流石国木田くん!分かってるねぇ」
国木田「だから頼む歩斗!着いてきてくれ」
はぁ…
天宮「分かりました、一緒に行きます」
太宰「やったね!歩斗くん!では行こう」
太宰さんと共に歩き出そうとすると、誰かが僕の手を握った。
天宮「ん?あ、乱歩さん」
乱歩「歩斗、僕のお使いは〜?」
天宮「あ!?忘れてた〜」
乱歩「やっぱり!酷いよー」
天宮「すみません…あ!今日西洋菓子(ケエキ)買ってくるのでそれで…」
乱歩「西洋菓子!!」
途端乱歩さんの目が輝いた。
乱歩「分かった!待っていてあげよう」
天宮「ありがとうございます!
じゃあ行ってきまーす」
既に探偵社から出ようとしていた2人を追い掛け外に出た。
今日は長い1日になりそう…
50人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星夢 | 作成日時:2017年1月7日 0時