22話 ページ24
芥川「首領からの命です。
黒髪に赤色の毛先、銀色の目、目の異能力。そして名は天宮」
僕の事じゃん…
太宰「何で歩斗くんが?」
天宮「僕に聞かれても困りますよ…」
何故だ?
何故ポートマフィアの首領が僕を狙う?
太宰「敦くんを狙う組織が入れ知恵をしたのかもね…」
天宮「敦くんを狙う組織…」
敦くんは多分異能力の所為だろう。
では、僕は?
僕は何か持っているか?
あの力はもう使わない様にしているから、彼奴等が来ても僕は用無しになる筈…
と云うか彼処とはもう縁を切ったんだ。
今更何故僕を狙う______
芥川「今日のところは諦めます。
然し孰れ探偵社を訪れるでしょう。
其の時人虎と天宮を渡さなければ______」
太宰「戦争かい?探偵社と。
やってみ給えよ、出来るものなら」
天宮「戦争…」
樋口「零細企業如きが…!」
ポートマフィアか…
此のヨコハマの悉くに根を張る非合法組織…
太宰さんは元々其処に居たのか…
芥川さんは元太宰さんの部下とかかな?
なんて考えていたら2人は路地裏から出ていった。
太宰「ほら敦くん、起きてー
私3人も運ぶなんて厭だよー?」
天宮「ぼ、僕が運びますよ…!
だから敦くんは安静に…」
太宰「大丈夫なの?歩斗くん」
天宮「1人くらいなら運べます」
太宰「そうかい」
谷崎さん、ナオミさん、敦くんを太宰さんと2人で運び乍探偵社に戻って来た。
天宮「初の仕事でポートマフィアと接触なんて、敦くんも大変ですね」
太宰「そうだねぇ」
ふと、隣から視線を感じた_____
天宮「な、何ですか?太宰さん」
太宰「いや…何故歩斗くんはポートマフィアに狙われているのか判らなくてね」
天宮「ああ…僕も判りませんよ
元ポートマフィアなんだから心当たり無いんですか?」
太宰「無いのだよ、困ったね」
天宮「うーん…」
乱歩「歩斗!!」
いきなり探偵社から乱歩さんが飛び出して来た。
天宮「ら、乱歩さん!?」
乱歩さんがこんなにも焦っているのは今迄でも稀だ。
太宰「如何したんです、乱歩さん。
そんなに焦って」
乱歩「歩斗____
ギルドが歩斗を捜してる」
天宮「え、な、何で___」
余りに驚き過ぎて背中に居たナオミさんを落としてしまうところだった_____
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作者名:星夢 | 作成日時:2017年1月7日 0時