14話 ページ16
何時も通りの朝、
何時も通りの街、
何時も通りの職場、
…じゃない!?
敦くんの異能力の一件が解決し、探偵社の扉を開けた。
其処には何故か悪人の様な顔の谷崎さん、縛られてるナオミさん。その横に爆弾の様な物。
天宮「え…何これ」
中島「歩斗くん、早くしゃがんで…!」
既に出勤していた太宰さん、国木田さん、敦くん。
国木田さんは机に乗って四つん這い状態。
太宰「遅かったじゃないか、歩斗くん」
天宮「すみません…乱歩さんめ〜((ボソッ」
僕は立派に遅刻。
ほお、だから朝の街の風景が何時もより眩しいと思ったのか←
理由あって一緒に住んでいる乱歩さんに裏切られて遅刻…この前も無視されたな〜
天宮「僕は何時も起こすのに〜」
と云うよりも目の前の状況を整理しなければ…
天宮「…何があったんですか?」
近くに居た太宰さんに小声で問う。
太宰「敦くんの入社試験だ」
天宮「ほお〜なるほど。また大掛かりですね」
僕にとっても入社試験と云う言葉は新鮮な響き。
何せ入社したの2週間前だから。
天宮「国木田さんは何故あんな格好に…」
太宰「爆弾魔に命令されて、ね?」
天宮「へー可哀想に」
谷崎さんにしたら凄い度胸だ、よくやったな。
谷崎「早く社長を出せ!」
天宮「どうします、太宰さん」
太宰「うーん…ここは矢張り顔の割れていない敦くんが適役かと…」
中島「嫌ですよ!」
天宮「大丈夫、敦くん!
僕等もちゃんと援護するから!」
中島「え〜」
太宰「歩斗くんの言う通りだ。
この手の荒事は探偵社にとっては朝飯前だよ敦くん?」
天宮「はい!小道具」
太宰「君なら相手を圧倒させる駄目人間の演技でもしたらどうだろう」
中島「うぅ…ぜ、絶対助けてくださいよ!」
太宰「勿論だよ」
中島「や、や、やややめなさーい!!」
そして、始まった中島敦の駄目人間演技。
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作者名:星夢 | 作成日時:2017年1月7日 0時