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私のわがままを聞いてくれてしげが一緒に寝てくれることになった
誰かと一緒に寝るのはいつぶりだろうか
ツアーで地方に行ってホテルに泊まった時は、誰かと同じ部屋にはなるけど、同じベッドは無いもんなぁ
今なら甘えられる気がする
これが甘えるということなのかはわからないけれど
とにかく人にくっついていたい
しげちゃんの様子を伺いながら抱きついてみる
重岡「ちょっ……」
少し戸惑ったような反応をしたが、気にせずくっついていると、慣れてきたのか抱きしめ返してくれた
人の体温に触れているとこんなにも落ち着くんだ
なにかあってもしげがいる
そう思ったら瞼が自然と落ちてきて、気づけば眠りについていた
こんなに安心して寝られたのは数日ぶりだった
自然と目が覚め時計を確認すると朝9時だった
背中には昨晩と変わらずしげの腕がまわっていた
ずっと抱きしめていてくれたんだ
重岡「起きたん？」
「えっ起きてたの？」
重岡「俺いつも早起きやからな
お前が起きひんかったから動けんかったけど」
「それはごめん！
すぐ退くね」
急いでしげから離れようとするが、腕を緩めてくれる気配がない
「腕を離してくれないと動けないんだけど……」
重岡「今日さお互いオフなんやし、動かんでもええやん
もう少しこのままでいようや」
そういうとしげは私を抱きしめ直してきた
重岡「明日はメンバー仕事やから、そこでみんなに伝えよう
事前にメールはしてあるけど、みんな直接聞きたいはずやから」
「…………うん」
重岡「よし、今日はゆっくりしよう
なにするなにするー？」
「何もせんでこのままおるー」
重岡「二度寝やー！」
こっちを気遣って明るく振舞ってくれてるしげちゃんには感謝しかない
もっと早く頼れればよかったのかな
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作者名：りぃね | 作成日時：2021年12月3日 0時
