私には大切な人は居ないけど1番になりたいよん。【H×H】 (ページ2)

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152.タキシード×ガ×カッコイイページ2

❁⃘*.ﾟ

その後、クラピカによって念をかけられたクロロ。
パクノダがゴンたちを連れて来て交換した事で、そのまま取引は問題なく終わった。

(クロロ、このまま一人で去ることになるんだ…)

ずっと一緒に居た事で絆されたのか、去っていく背中を見ていると追いかけたくなってしまう。

けれど、隣に居るゴンとキルアが強く手を握っているためそれは叶わなかった。

「さ、行こっかA」

ゴンに手を引かれ歩き出す。

『…うん』

…

クラピカと別れ、その後私達はというと

『ゴン…！キルア……！か、かっこいいよ！！！』

「えへへ、そうかな？Aに褒められるなんて嬉しいな」

「ばっっばーーか！男に簡単にカッコイイとか言うんじゃねぇよ」

今からオークション会場へ行くため、着替えたのだが…
タキシードを着た2人を見て発狂するオタク…私だ。
こんなカッコ可愛い2人を間近で見れるなんて、私得すぎるな。

「俺らよりAの方がずっとずっと綺麗だし可愛いよ。似合ってるね」

『へ』

私はグレーがかったホワイトのドレスを着ているのだが、突然のゴンの発言にビックリしてよろめいた。

な、ナチュラルに褒められた…！！

「…お前、肌出すぎなんじゃねぇの。」

ぷいっとそっぽ向きながらそう言うキルア。
確かにこのドレスは肩が結構出るデザインだ。

『ケープとかあったら良かったんだけどないらしくて、まあオークション終わったらすぐ脱ぐだろうし大丈夫でしょ』

それを聞いてキルアがわなわなと震え出す。

え、なんで？

「バカ！！もっと危機感持て！」

私をボカッと殴りキルアはそのまま会場内へ入っていった。

『…キルアさん、なぜ』

「あはは…、」